砂時計サナトリウム

2024年/イギリス・ポーランド・ドイツ/76分
◎監督:ブラザーズ・クエイ◎原作:ブルーノ・シュルツ
◎出演:タデウシュ・ヤニシェフスキ、ヴィオレッタ・コパンスカ、アンドジェイ・クワク

予告編→https://www.youtube.com/watch?v=W5v2MTQqb1Y&t=9s

伝説的アニメーション作家、ブラザーズ・クエイによる19年ぶりの新作。
時が崩れる。
記憶が静かに発酵する。
時間と記憶、幻想と現実が交錯する夢のような映像世界

ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの神話的かつ詩的な短編集をベースに、クリストファー・ノーランも心酔する伝説的アニメーション作家ブラザーズ・クェイが人形アニメと実写を融合し、まるで記憶の迷宮を彷うような独特な映像感覚を生み出した。シュルツ文学の幻惑的世界を映像詩へと昇華し、世界各国の映画祭で称賛を浴びた傑作がついに日本公開。

青年ヨゼフは、忘れられた支線を走る幽霊のような列車にゆられ、死の床にある父を見舞おうと遠く離れたガリシア地方にあるサナトリウムを訪ねる。到着したサナトリウムは、既に活気を失い、怪しげな医師ゴッタルダによって仕切られていた。彼はヨゼフにこう告げる。「あなたの国から見ればお父様は亡くなったが、ここではまだ死んでいません。ここでは、一定の間隔で常に時間が遅れているのです。その間隔の長さは定義できません」。やがてヨゼフは、そのサナトリウムが現実と夢の狭間に漂う世界であることに気づき、そこでは時間も出来事も、目に見える形をとって存在することができないと知る。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1900円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円
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