金子文子 何が私をこうさせたか

2023年/日本/60分
◎監督:浜野佐知◎脚本:山﨑邦紀◎撮影監督:高間賢治◎照明:上保正道◎録音:山口勉◎美術:佐々木紀貴◎編集:目見田健◎音楽:吉岡しげ美◎制作:森満康巳
◎出演:菜葉菜、小林且弥、三浦誠己、洞口依子、白川和子、結城貴史、和田光沙、鳥居しのぶ、咲耶、佐藤五郎、足立智充、贈人、浅野寛介、森了蔵、関根大学、巣山優菜、草野康太、伊藤雄太、紫木風太、小水たいが、藤本タケ、室井誠明、荒木太郎、柳束史、大方斐紗子、菅田俊、吉行和子

公式HP→https://kanekofumiko-movie.com/

 

金子文子は、1903年に生まれ、反逆の人生を生きた虚無主義者/無政府主義者。

父が出生届を出さず「無籍者」として育つ。9歳の時に植民地だった朝鮮に住む祖母の家に引き取られる。奴隷同然の虐待を受け、13歳で自殺を決意するが、思いとどまる。

16歳で内地に戻され、その後東京で苦学し、キリスト教、社会主義、無政府主義とたどって、権力や生物の絶滅を謳う虚無主義に行き着いた。そして朴烈と出会う。彼は朝鮮で独立運動に参加し、日本に逃れてきた虚無主義者だった。

二人は不逞社を組織して、日本の帝国主義、植民地主義を批判する活動を開始する。しかし、関東大震災の際に検束され、官民による朝鮮人虐殺を正当化するための、皇太子を狙った爆弾犯としてフレームアップ(でっちあげ)される。

文子も朴烈も冤罪を主張するのではなく、「大逆罪」(天皇や皇族に対して危害を加えた、あるいは加えようとした罪)を引き受け、日本の国家と対峙して思想的な闘いを展開した。大審院で死刑判決が下されるが、恩赦で無期懲役に減刑された。文子は減刑状を破り捨てる。

栃木女子刑務所に送られた文子は、恩赦に感謝し、皇室に恭順の意を示すよう強要されるが、一貫して拒絶する。1926年7月23日、独房で自ら縊死した。23歳だった。

本映画は、これまで空白だった死刑判決から死に至る、金子文子の最後の闘いを、残された数少ない短歌と共に描く。

 

〈上映スケジュール〉

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『金子文子 何が私をこうさせたか』公開記念
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〈鑑賞料金〉

一般1900円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円
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