優しさのすべて |
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2021年/日本/51分 |
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ユスターシュの『サンタクロースの眼は青い』に匹敵する中編映画の傑作が日本に生まれた! |
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東京に生きる恋人、マアサとカイ。ケンカが絶えないながらも楽しく、自由に共に時間を過ごしている。地元の友人アキとの再会を楽しんだ二人は、いずれ結婚するであろう彼と、自分たちの未来に思いをはせる。撃ち合いごっこをしながら駆け抜けていく夜の街。消えてしまった彼らの犬の墓。カイの知らないうちに、 マアサは他の誰かと寝て、ダンスを覚える。不器用な愛をぶつけるカイと、それでも孤独を感じてしまうマアサ。2人の、そしてそれぞれの時間が過ぎる。そんなある時、突然アキが失踪したと連絡が届く。 閉塞感のただよう現代において、恋愛とは、優しさとは、そして映画とは何かを見すえた珠玉の50分。コロナ禍以降、日々強まっていく閉塞感の中で、恋愛とは、優しさとは、そして映画とは何かという答えのない問いへ果敢に取り組んだ。監督は東京大学表象文化論在籍時より自主映画の監督を始め、卒業後も制作を続ける安達勇貴。本作が初の劇場公開となる。脚本を務めるのは、監督と学生映画祭にて知り合い、以降映画や今日の世界について共に議論を深めてきた四本研祥。主演のマアサは劇団ノーミーツやエンニュイなど演劇を主戦場としつつ、『3653の旅』(野本梢監督)でスクリーンに鮮烈な刻印を残した新人二田絢乃。マアサの恋人カイは、『すばらしき世界』(西川美和監督)などで忘れられない存在感を放ち、モデルとしても活躍する田中一平。『やまぶき』(山崎樹一郎監督)『愛ちゃん物語♡』(大野キャンディス真奈監督)など話題作に出演が続く黒住尚生が脇を固める。限られた予算・時間の中で、学生時代より親交のあった実力あるスタッフを集結させ、舞台やモデルなど映画以外の領域でも活躍するネクストブレイクな俳優たちを迎え作品は完成。言葉にできない世界のいまを、俳優の躍動する身体を通して鮮やかに描く。新感覚のラブストーリーです。 |
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