『火の娘たち』+『ヴィタリナ』

ポルトガルの鬼才、ペドロ・コスタの最新短編『火の娘たち』と前作『ヴィタリナ』を合わせて上映!

火の娘たち

2023 年/ポルトガル/8分/カーボ・ヴェルデ・クレオール語
◎監督:ペドロ・コスタ◎出演:エリザベス・ピナール、アリス・コスタ、カリーナ・ゴメス
第76回カンヌ国際映画祭特別招待作品
山形国際ドキュメンタリー映画祭2023 特別招待作品
TOKYO FILMEX2023 特別招待作品

 

 

 

 

ヴィタリナ

2019年/ポルトガル/130分/ポルトガル語・クレオール語
◎監督:ペドロ・コスタ◎出演:ヴィタリナ・ヴァレラ、ヴェントゥーラ
マヌエル・タヴァレス・アルメイダ、フランシスコ・ブリト、マリナ・アルヴェス・ドミンゲス、ニルサ・フォルテス
第72回ロカルノ国際映画祭金豹賞&女優賞 ダブル受賞

公式HP→https://www.cinematrix.jp/vitalina/
 

昨年の第76回カンヌ国際映画祭で上映されたペドロ・コスタの最新短編『火の娘たち』。
3つに分割された画面に一人ずつ異なる女性が映し出される、チェーホフの「三人姉妹」から着想を得た物語。火山のマグマが迫る各々の場所で彼女たちは孤独や苦難、仕事の苦労、そして不屈の精神について歌う。美しいながらも煉獄のようなその場所で、まるで賛美歌のような幽玄な音楽が奏でられる、異形のミュージカル映画。

『ヴィタリナ』はカーボ・ヴェルデからリスボンにやってきたひとりの女性の姿を描く。ヴィタリナは出稼ぎに行った夫がいつか自分を呼び寄せてくれると信じて待ち続けていたが、夫は数日前に亡くなり、すでに埋葬されていたーー。彼女は亡き夫の痕跡を探すかのように、移民たちが暮らす街にある、夫が住んだ部屋に留まる決意し。その部屋の暗がりで自らの波乱に満ちた人生を語り始める。自身の名前と同じ主人公を演じたヴィタリナ・ヴァレラ。虚実の狭間で自らの半生を言葉に託し、語りかけるその存在感は見る者を圧倒し、ロカルノ国際映画祭で女優賞を受賞した。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1900円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円
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