なぜ君は総理大臣になれないのか

2020年／日本／119分
◎監督：大島新◎撮影：高橋秀典、前田亜紀◎編集：宮島亜紀◎音楽：石﨑野乃、◎ライン編集：池田聡◎整音：富永憲一

公式HP→http://www.nazekimi.com/

「ただ社会を良くしたい」
立志、希望、挫折・・・愚直な政治家の17年

2003年、当時32歳で民主党から衆議院選挙に家族の猛反対を押し切って初出馬した小川は、この選挙では落選するも、05年の衆議院選挙において比例復活で初当選を果たす。09年に⺠主党が大勝し政権交代が起こると「日本の政治は変わります。自分たちが変えます」と目を輝かせる。しかし、いかに純真な政治思想があっても、党利党益に貢献しないとポジションを上げる事はできないのが現実で、敗者復活の比例当選を繰り返していたことからも発言権が弱く、権力に興味がない小川は、家族も「政治家に向いていない」と本音を漏らす。17年の総選挙では希望の党に合流した前原誠司の最側近として翻弄され、小池百合子代表への不信感から無所属での出馬も思案した小川だったが、前原や地元の盟友・玉木雄一郎への義理に悩まされ、決死の覚悟で総選挙に挑む。映画では「シアトリカル　唐十郎と劇団唐組の記録」「園子温という生きもの」、テレビでは「情熱大陸」「ザ・ノンフィクション」など、幾多のドキュメンタリーを手がけてきた大島新監督が、17年間追い続けた小川の姿を通して、日本政治の未来を問いかける。

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〈鑑賞料金〉

一般1700円、シニア1200円、会員・学生1100円
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