ミューズは溺れない

2021年/日本/82分
◎監督・脚本・編集:淺雄望◎撮影監督:大沢佳子(J.S.C)◎製作担当:半田雅也◎照明:松隈信一◎美術:栗田志穂◎造形:笹野茂之◎音楽:古屋沙樹◎出演:上原実矩、若杉凩、森田想、川瀬陽太、広澤草、新海ひろ子、渚まな美、桐島コルグ、佐久間祥朗、奥田智美、菊池正和、河野孝則

公式HP→https://mobile.twitter.com/musehaoborenai

クリエイティビティへの熱い思いが炸裂。
青春映画の枠をも超えるマスターピースが誕生!

美術部に所属する朔子は、船のスケッチに苦戦している最中に誤って海に転落。それを目撃した西原が、「溺れる朔子」の絵を描いて絵画コンクールで受賞。朔子の絵は学校に飾られるハメに。さらに新聞記者に取材された西原は「次回作のモデルを朔子にする」と勝手に発表。朔子は、悔しさから絵の道を諦め、代わりに壊れた鳩時計などを使って造形物の創作に挑戦するが、再婚した父と臨月の義母、そして親友の栄美と仲違いしてしまう。引越しと自宅の取り壊し工事が迫る中、美術室で向き合う朔子と西原。“できること”を見つけられないことに焦る朔子は、「なぜ自分をモデルに選んだのか?」と西原に疑問をぶつける…。
思春期のもがき、アイデンティティのゆらぎ、創作をめぐる葛藤━━現代的なテーマを織り交ぜながら、社会の海へ漕ぎ出そうとする高校3年の夏を瑞々しく鮮烈に描ききった、青春エンタテインメントの新たな傑作が誕生した。

2つの映画祭でグランプリを獲得。恐るべき新鋭監督・淺尾望の長編第一作!

朔子を演じるのは、300人のオーディションから選ばれた主演作『この街と私』で注目を集める上原実矩。朔子と相対する西原役には『MINAMATA━ミナマタ━』など性別を問わず様々な役で活躍する若杉凩。朔子の親友・栄美役に『アイスと雨音』の森田想。そのほか、SF研究部の部員役に渚まな美、桐島コルグなどフレッシュなキャストの脇を川瀬陽太、広澤草などベテラン陣が固める。監督は、大九明子監督などの元で助監督をつとめながら中・短編を製作してきた淺尾望。撮影監督に『話す犬を、放す』の大沢佳子、照明に『無限ファンデーション』の松隈信一、美術に『SYNCHRONIZER』の栗田志穂など精鋭たちが揃った。変わりゆく世界に新たな光を放つ本作は、2022年日本映画の新しい波の中で、台風の目となるに違いない。

〈上映スケジュール〉

◆上映スケジュールはこちらをご覧ください

 

〈鑑賞料金〉

一般1700円、シニア1200円、会員・学生1100円
オンラインチケットはこちら