『恋する男』公開記念“恋する男”映画祭

愛した女に振り回され、裏切られ、たとえ人生を狂わされようとも、ひたすらわが道を往く男たち。世間から疎まれようが嗤われようが、男にとって女にすべてを捧げることこそが至上の幸せ!?
映画『恋する男』の公開を記念し、究極の愛の形を描いた数々の名作を一挙上映!

早春

1970年/イギリス=西ドイツ/92分/デジタル
監督:イエジー・スコリモフスキ


職場の先輩である年上の女性に執心する15歳の少年お姿を通し、青春の焦燥感や残酷さをあぶり出すスコリモフスキの傑作。長い間観られる機会がなくカルトムービー化していたが、2018年にリバイバル公開された。

 

 

イタリア式離婚狂想曲

1961年/イタリア/105分/デジタル
監督:ピエトロ・ジェルミ

口うるさい妻と別れたくても法的に離婚できない没落貴族が、美しい17歳の娘と一緒になるため妻殺しを企む。果たして彼の計画は成功するのだろうか。アカデミー賞脚本賞を受賞したイタリア式コメディの代表作。

 

 

愛の果てへの旅

2004年/イタリア/104分/デジタル
監督:パオロ・ソレンティーノ

ホテルに住み、ほぼ同じ毎日を繰り返す中年の男。彼の目的と正体は…。鬼才ソレンティーノ監督がその名を世界に知らしめた一作。スタイリッシュな映像美によって謎めいた男の孤独と奇妙な愛が描かれる。

 

 

ポルト

2016年/ポルトガル=フランス=アメリカ=ポーランド/76分/デジタル
監督:ゲイブ・グリンガー


ポルトガル第二の都市ポルトを舞台に、家族に追放されたアメリカ人男性とフランス人留学生の一夜の関係を、過去と未来を交錯させながら描き出す。J・ジャームッシュが製作総指揮を手がけていることも話題に。

 

 

アンナ

1966年/フランス/86分/デジタル
監督:ピエール・コラルニック

田舎からやってきたアンナ。広告代理店の社長セルジュは、ポスターに偶然写り込んでいた彼女に恋をし、パリ中を探し回るが…。19年に惜しくも逝去したアンナ・カリーナの魅力が存分に味わえる傑作ミュージカル。

 

 

ミューズ・アカデミー

2015年/スペイン/92分/デジタル
監督:ホセ・ルイス・ゲリン

バルセロナ大学哲学科の教授がダンテの「新曲」を皮切りに、独自の女神論を展開。その講義の中で受講生や教授自身の内面が露わとなっていく。フィクションとドキュメンタリーの垣根を鮮やかに飛び越える意欲作。

 

 

〈上映スケジュール〉




〈鑑賞料金〉

一般1500円、学生・シニア1100円、会員1000円