映画チア部大阪支部 スペシャル企画
ケリー・ライカート監督3作品一挙上映!
『リバー・オブ・グラス』『オールド・ジョイ』『ミークス・カットオフ』

【1日限定!"旅する映画"ケリー・ライカート、遂に大阪へ】
ヴェネツィアやベルリンなど、世界的にも高い評価を受けるアメリカン・インディペンデント映画の雄、ケリー・ライカート。昨年、東京・京都で特集上映が開催され、満席が相次いだ彼女の監督作品が1日限定で大阪に上陸!今回上映するのは『リバー・オブ・グラス』『オールド・ジョイ』『ミークス・カットオフ』の3作。映画の旅を続けるケリー・ライカートの、旅する映画たち…この機会をお見逃しなく。


ケリー・ライカート監督プロフィール
1964年生まれ アメリカ/フロリダ州マイアミ出身
学生時代から映画制作を始め、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーやアルフレッド・ヒッチコック、ジム・ジャームッシュなどの映画に熱狂する日々を過ごす。初長編作品『リバー・オブ・グラス』(1994)は、インディペンデント・スピリッツ・アワードに3部門ノミネートを果たし、ベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭にも選出。『ファースト・カウ』(2019)ではA24が配給を担当し、ニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞を受賞した。また、現在はバード大学にアーティスト・イン・レジデンス(ある土地に芸術制作者を招聘し、一定期間滞在しながら創作活動を行わせる事業)として招かれ、教壇にも立っている。
他の監督作品には、『オド』(1999)、『ゼン・ア・イヤー』(2001)、『トラヴィス』(2004)、『ウェンディ&ルーシー』(2008)、『ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画』(2013)、『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』(2016)がある。今夏には最新作『Showing up(原題)』の撮影開始を予定している模様。

 

『リバー・オブ・グラス』

TOKYO TELEPATH 2020


1994年/アメリカ/76分
◎監督・脚本:ケリー・ライカート◎脚本:ジェシー・ハートマン◎撮影:ジム・ドゥノー◎編集:ラリー・フェセンデン◎音楽:ジョン・ヒル◎出演:リサ・ドナルドソン(リサ・ボウマン名義)、ラリー・フェセンデン、ディック・ラッセル、スタン・カプラン、マイケル・ブシェミ

退屈と孤独を持て余す主婦、コージー。あてのない家出をきっかけに、何者でもない男との逃避行が始まる。ジャン=リュック・ゴダールやテレンス・マリックの影響を受け、「道のないロード・ムービー、愛のないラブ・ストーリー、犯罪のない犯罪映画」と監督が称するデビュー作。

 

 

『オールド・ジョイ』

KUICHISAN
2006年/アメリカ/76分
◎監督・脚本・編集:ケリー・ライカート◎脚本:ジョナサン・レイモンド
◎撮影:ピーター・シレン◎音楽:ヨ・ラ・テンゴ、スモーキ・ーホーメル(グレゴリー・'スモーキー'・ホーメル名義)◎出演:ダニエル・ロンドン、ウィル・オールダム、タニヤ・スミス

デビュー作から12年、ジョナサン・レイモンドの短編小説を映画化。音楽にヨ・ラ・テンゴ、出演にウィル・オールダムを迎えた。
ある日、マークは旧友・カートから電話を受け取り、再開を果たす。流れるラジオ、空疎な会話…半端な距離感と空気感の中で、2人は温泉を目指す。

 


『ミークス・カットオフ』

KUICHISAN
2010年/アメリカ/103分
◎監督・編集:ケリー・ライカート◎脚本:ジョナサン・レイモンド(ジョン・レイモンド名義)◎撮影:クリストファー・ブローヴェルト◎音楽:ジェフ・グレイス◎出演:ミシェル・ウィリアムズ、ブルース・グリーンウッド、ウィル・パットン、ゾーイ・カザン、ポール・ダノ

19世紀に実在した人物であるスティーブン・ミークに着想を得、ライカートによる新たな視点で再構築された西部劇。第67回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門出品。
1845年のオレゴン・トレイル、西部開拓への道案内役にミークを雇った一行。カスケード山脈を越えるため、彼女たちは砂漠を歩き続ける。

 


〈上映スケジュール〉


・各回上映後、降矢聡さん(グッチーズ・フリースクール主宰)×映画チア部 大阪支部 トークショー付き

 

 

〈鑑賞料金〉

1作品1500円均一(各種割引なし、招待券・回数券使用不可)
3作品セット券3,900円