片山享監督特集

俳優として映画や舞台で活躍する片山享。2020年に初長編監督作品『轟音』が、北米最大の日本映画祭であるJAPANCUTS で上映、国内外で評価された。その後驚異的なスピードで作品を作り続ける片山享に迫る特集上映を開催!俳優ならではの視線で描かれた2022年製作の3本をまとめて一挙公開します!

 

 

わかりません

2022年/日本/90分
◎監督・脚本・撮影・編集:片山享
◎録音:スズハラリョウジ
◎出演:ボブ鈴木、木原勝利、詩野朱布、瑛蓮、大宮将司、斉藤マッチュ、安楽涼、DEG、山本晃大、片山享、柳谷一成、江藤純平、竹下かおり、カトウシンスケ

現実と虚構ないまぜの、おじさん達の切なくも熱いドラマが誕生!

俳優のボブ鈴木は数多くの作品に出演しベテランの域にあったが、苦労をともにした俳優仲間たちは次々と売れていき、50歳を過ぎた自身の現在地に疑問を抱いていた。一方、ボブ鈴木と同じ事務所の後輩である木原勝利は芝居を評価されてはいたが、大きな役で呼ばれるのは小規模予算の作品ばかり。似た境遇にいる2人は、どうにか現状を打破するべく肩を並べてもがき始める。俳優のボブ鈴木と木原勝利が、それぞれ本人役で主演を務めた。映画監督としても活躍する俳優・片山享が監督・脚本を手がけ、売れない俳優の日常を現実とフィクションを織り交ぜながら描いたドラマ。

 

 

 

道草

2022年/日本/122分
◎監督・脚本:片山享◎撮影:深谷祐次◎照明:松島翔平◎録音:坂元就、杉本崇志
◎出演:青野竜平、田中真琴、Tao、谷仲恵輔、山本晃大、大宮将司、入江崇史

遠回りの先に、描いたものー

画家の榎本道雄は、日の目を浴びたキャリアもなく、ごみ収集のバイトで生計を立てている。しかし、そんな生活にも満足していた。ひょんなことから出会った富田サチはそんな道雄の絵が好きだと言い、二人は付き合い始める。幸せな日々がきっかけとなり、それまで思い描いたこともなかった画家としての成功を意識するようになっていくが、道雄の絵は売れない。焦燥感に駆られていたある日、道雄がごみ収集に向かうと自分の作風とは全く異なる激しいタッチの抽象画が捨てられていた…。凡庸に生きてきた画家が他人の絵や価値観、評価に翻弄される姿を通し、「自分らしさ」や「価値」とはなにかという普遍的なテーマに挑んだ作品。

 

 

 

とどのつまり

2022年/日本/92分
◎監督・脚本・編集:片山享◎撮影・照明:安楽涼◎録音:杉本崇志◎音楽:MRTRX
◎出演:森戸マル子、下京慶子、宮寺貴也、中村更紗、江田來花、大塚康貴、澤田和弘、佐々木穂高、璃音、井内友理恵、中村雄貴

3人の役者それぞれの「生活」と「時間」を描く青春映画。

現役の役者でもある片山監督が、「演じる」ことが仕事である若手役者たちの「演じていない」時間を描き出す。バイトを辞め、空いた時間を男との情事で埋める志歩。周囲から美人と言われることを嫌うリカ。バーで働いて生計を立てるヒロキ。役者であると同時に1人の人間でもある彼らは、様々な悩みを抱えて生きている。それぞれの過去と未来、理想と現実に翻弄され葛藤しながら、それでも役者であろうとする3人だったが…。

 

 

 

 

〈鑑賞料金〉

一般1800円、シニア1200円、学生・会員1100円
3作品セット券3900円
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