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神的少女ジャンヌ・ダルク、降臨!凋落する現代世界に対峙する、愛と神秘の来るべき救済論!

ジャネット+ジャンヌ

ジャネット

TOKYO TELEPATH 2020
2017年/フランス/112分
◎監督・脚本:ブリュノ・デュモン◎原作:シャルル・ペギー「ジャンヌ・ダルク」「ジャンヌ・ダルクの愛の秘義」◎撮影:ギヨーム・デフォンタン
◎出演:リーズ・ルプラ・プリュドム 、ジャンヌ・ヴォワザン、リュシル・グーティエ、アリーヌ・シャルル、エリーズ・シャルル

 

 

 

ジャンヌ

KUICHISAN
2019年/フランス/138分
◎監督・脚本:ブリュノ・デュモン◎原作:シャルル・ペギー「ジャンヌ・ダルク」撮影:デイビット・シャンビル◎音楽:クリストフ
◎出演:リーズ・ルプラ・プリュドム 、ファブリス・ルキーニ、クリストフ
 

ジャンヌ・ダルク――。カトリックの聖女。あるいは魔女。神の恩寵を受け祖国を救う愛国的英雄。民衆を鼓舞する革命の偶像。異端審問の末に火炙りにされた男装の女騎士。フランス国民劇の受難のヒロイン。

疫病と戦争の最中にあった15世紀初頭のフランスに実在した少女の物語は、芸術と娯楽の様々な領域で幾度も題材にされた。 映画史においても枚挙にいとまがない。ジョルジュ・メリエス、カール・テオドール・ドライ ヤー、セシル・B・デミル、ヴィクター・フレミング、オットー・プレミンジャー、ロベルト・ ロッセリーニ、ロベール・ブレッソン、ジャック・リヴェット、リュック・ベッソン…歴々たる映画作家たちがこの「歴史劇」の古典に取り組んでいる。メロドラマとして、社会風刺劇として、スリル満点のスペクタクルとして、恐れ慄くような美/崇高に迫る実験作として。フラ ンスやハリウッドで、翻案やパロディも含めれば世界中で、時代の折々に作られてきた「ジャンヌ・ダルク映画」。その最新の変奏が『ジャネット』と『ジャンヌ』である。

鬼才、ブリュノ・デュモンの型破りな「聖女」像! 監督の挑戦に応えたのは、演技経験のない8歳の少女だった――監督は、現代フランス映画において一筋縄ではいかない挑発的な作品『ユマニテ』(99)『フラ ンドル』(06)などを発表してきた鬼才、ブリュノ・デュモン。原作は、シャルル・ペギーの劇 作「ジャンヌ・ダルク」(1897)と「ジャンヌ・ダルクの愛の秘義」(1910)。ペギーは、ジル・ドゥルーズ、ヴァルター・ベンヤミン、ジャン=リュック・ゴダール、そして須賀敦子らを魅了したカトリックの詩人・思想家であり、ジャンヌ・ダルクがイギリス軍から解放した都市オルレアンの出身。デュモンは、ジャンヌ・ダルクの生涯を特別な想いを持って描いたペギーの詩劇を、仰天ともいうべき演出・手法によって、二つの映画作品に仕上げた。両作品でジャンヌ・ダルクを演じたのは、ロケ地周辺で出会った演技経験のない新星リーズ・ルプラ・プリュドム。『ジャネット』撮影時はわずか 8 歳で、幼い頃の無垢なジャンヌを歌や踊りを駆使し見事に体現し、『ジャンヌ』では、まっすぐな眼差しと力強い言葉で、「雄弁な」男たちを喝破して いく姿を見せた。

カルト映画の巨匠、ジョン・ウォーターズ監督のべスト1!
『ジャネット』は、カルト映画の巨匠でシネフィルとしても知られるジョン・ウォーターズ監督は 2018年のベスト1に、仏の映画誌カイエ・デュ・シネマは「この小さな傑作によって彼の 映画は決定的に解き放たれた!」と評し、2017 年のベスト2に選出。日本ではカイエ・デュ・シネマ週間で『ジャネット、ジャンヌ・ダルクの幼年期』のタイトルで上映され話題を呼んだ。続く『ジャンヌ』も、ジョン・ウォーターズは 2019 年のベスト2に、カイエ・デュ・シネマで 2019 年のベスト5に選出された。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1800円、学生・シニア1100円、会員1000円
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