ヘカテ

1982年/フランス=スイス/108分
◎監督・脚本:ダニエル・シュミット◎原作:ポール・モーラン◎脚本:パスカル・ジャルダン◎撮影:レナート・ベルタ◎美術:ラウール・ヒメネス◎編集:ニコール・ルプシャンスキー◎音楽:カルロス・ダレッシオ
◎出演:ベルナール・ジロドー、ローレン・ハットン、ジャン・ブイーズ、ジャン=ピエール・カルフォン、ジュリエット・ブラシュ

公式HP→https://hecate-japan2021.jp/

灼熱の砂漠の町に赴任した一人の外交官の男は、ある夜、一人の女に出会った。そして男はその愛に狂っていく…。

伝説はここから始まったー。ハリウッドのメロドラマを永遠に更新したスイスの至宝ダニエル・シュミットが誘う愛の神話。

1942年、第二次大戦中の中立国スイスの首都ベルン。フランス大使館主催の豪華絢爛なパーティーで、ひとり遠くを見つめる外交官ジュリアン・ロシェル。シャンパンの泡沫に誘われて、ある女のことを思い出す。かつて、狂ったように愛した女のことを ―。
ダニエル・シュミット監督作の日本での初劇場公開作として脚光を浴び、その後の『ラ・パロマ」(74)公開等に連なる熱狂的なシュミット・ブームの口火を切ったのが、この『ヘカテ』です。ひとたびその優美な肌触りに触れたら、独占したくなるシュミットの世界。その秘密の扉を開いた名作が完全修復され、流麗な姿でスクリーンに甦ります。外交官であり、亡命先のスイスでココ・シャネルの伝記を執筆した、戦間期の文壇の寵児ポール・モランの小説「ヘカテの犬たち」を下敷きに、ギリシャ神話の異形の女神へカテの物語を翻案、「恋」という人類最大の病にして謎の極限を軽やかに描き切り、永遠のきらめきを放つ至高のメロドラマに仕立てあげました。

〈上映スケジュール〉

◆上映スケジュールはこちらをご覧ください

 

〈鑑賞料金〉

一般1700円、学生・シニア1100円、会員1000円
オンラインチケットはこちら