『雨降って、ジ・エンド。 』『彼女はなぜ、猿を殺したか? 』+ “群青いろ”特集

“群青いろ” とは・・2001年、高橋泉が廣末哲万と共に活動を開始した映像ユニット。

第26回ぴあフイルムフェスティバルグランプリ、第23回バンクーバー国際映画祭のドラゴン&タイガー・ヤングシネマ賞を受賞した『ある朝スウプは』、そして同年のぴあフイルムフェスティバル準グランプリも廣末が監督・主演を務め、高橋が脚本を担当した『さよなら さようなら』が受賞という快挙を成し遂げた群青いろ。その後も数々の作品を作り続けるが、その作品を観られる機会は映画祭に限られていた。孤高の映像作家と言われる彼らの新作『雨降って、ジ・エンド。』『彼女はなぜ、猿を逃がしたか?』公開に併せて“群青いろ” の過去作品6本も同時上映!“群青いろ” を辿る旅がいま始まる。



雨降って、ジ・エンド。

2020年/日本/84分
◎監督・脚本:高橋泉◎撮影:彦坂みさき◎照明:金子秀樹◎録音:皆川慶介◎美術:泉佳央里◎音楽:平本正宏
◎出演:古川琴音、廣末哲万、大下美歩、新恵みどり、若林拓也

公式HP→https://amefuttetheend.com/

フォトグラファー志望の女性と中年ピエロの奇妙な出会いから始まる予測不能な物語をつづった純愛ストーリー。

フォトグラファーを目指す日和は、派遣バイトで働きながら写真をSNSに投稿する日々を送っていた。ある日、彼女は雨宿りのために忍び込んだ店で、ピエロのようなメイクをした男・雨森と出会う。雨森を撮影した写真はSNSで思わぬ反響を呼び、日和はさらなる反応を求めて彼に近づいていく。雨森と穏やかな時間を過ごす中で自分が彼にひかれていることに気づく日和だったが、雨森にはある秘密があった。

フォトグラファーの日和を「偶然と想像」の古川琴音、謎の中年ピエロ・雨森を廣末哲万が演じ、共演には大下美歩、新恵みどりら「群青いろ」作品の常連俳優がそろう。高橋泉が監督・脚本を担当。

映画「東京リベンジャーズ」シリーズの脚本などで知られる高橋泉と「凶悪」などの俳優・廣末哲万からなる映像ユニット”群青いろ”による17年ぶりの劇場公開作。




 

彼女はなぜ、猿を逃したか?

2022年/日本/98分
◎監督・脚本:高橋泉◎撮影:恵水流生◎録音:川井武◎衣装:石原徳子◎編集:高橋泉、廣末哲万
◎音楽:小山絵里奈◎音響効果:大塚智子、佐藤恵太◎出演:新恵みどり、廣末哲万、藤嶋花音、萩原護、高根沢光、結

「高校生が動物園の猿を逃した」という実際のニュースをモチーフに高橋が脚本を執筆し、自らメガホンをとった。

動物園の猿を逃がすという事件を起こした女子高生を取材し、その理由を探ろうとするルポライターの優子。誹謗中傷にさらされている女子高生を救いたいという思いから真実に迫っていく優子だったが、取材を進めるにつれて精神のバランスを崩していき…。

事件を起こした女子高生と、その真相を探るうちに心の均衡を見失っていくルポライターの姿を中心に、「切り抜き報道」や「誹謗中傷」といった現代的なトピックを浮かび上がらせる。ルポライターの優子役は「群青いろ」作品常連の新恵みどり。優子の夫・奏太を「群青いろ」の廣末が演じる。




 

“群青いろ”特集

ある朝スウプは

2004年/日本/90分
◎監督・脚本・撮影・編集:高橋泉◎出演:廣末哲万、並木愛枝

 

ある日突然、パニック障害に襲われ社会生活がままならなくなってしまった北川。 そんな彼との日常を取り戻そうと、ふたりの生活を必死で繋ぎ止めようとする志津。 しかしそれは互いが“他人”であるということにおいて、脆くも崩れていくのだった…。”群青いろ”の名を知らしめた傑作。




 

14歳

2006年/日本/114分
◎監督・編集:廣末哲万◎脚本:高橋泉◎出演:廣末哲万、並木愛枝、染谷将太、小根山悠里香、藤井かほり、渡辺真起子、香川照之

 

中学教師をしている26歳の深津彩は、14歳の時に飼育小屋の放火を疑われ、担任の背中に彫刻刀を突き刺した。 一方、中学時代の教師の何気ない一言で音楽の道に進むことを諦めた杉野は測量士をしている。かつて同級生だったふたりは、それぞれある瞬間から、人生で最も多感な時を生きる14歳たちと否が応でも正面から向き合わざるを得ないこととなる…。14歳の染谷将太が出演。




 

FIT

2010年/日本/106分
◎監督・脚本・編集・出演:廣末哲万◎出演:並木愛枝、新恵みどり、結

 

誰が悪いわけではない。自分でいること疲れがもたらすズレが、日常に浸食していく…。現代社会に生きづらさを感じている人々が、他者に触れ、交わり始めたことで変化してゆく…。




 

あたしは世界なんかじゃないから

2012年/日本/112分
◎監督・脚本:高橋泉◎出演:廣末哲万、並木愛枝、新恵みどり、高根沢光、結

「高校生が動物園の猿を逃した」という実際のニュースをモチーフに高橋が脚本を執筆し、自らメガホンをとった。

黒川はビデオ撮影のアルバイトを持ちかけられるが、それは10年前のある女性へのいじめ復讐を撮影するというものだった。




 

あした 家族

2012年/日本/110分
◎原案・撮影・監督:廣末哲万◎脚本:高橋泉◎音楽:Buji◎出演:並木愛枝、結、廣末哲万、高根沢光、土屋裕樹、大下美歩、カラトユカリ

 

お姉ちゃん、ともくん、やよいちゃん 施設で出会い、育った三人が織りなす物語。家族を持たない三人が見つめるそれぞれの“家族”…。




 

ダリー・マルサン

2014年/日本/103分
◎監督・脚本=高橋泉◎
出演=廣末哲万、大下美歩、松本高士、新恵みどり、磯部泰宏、高根沢光、並木愛枝

ペット探偵事務所で働く聾探偵ダリー。 そこへ、ある事故をきっかけに心を閉ざした男・善川が、2年前に逃げたインコの捜索を依頼してくる…。




 

〈上映スケジュール〉

 

 

『雨降って、ジ・エンド。』特集【群青いろ】舞台挨拶&トークのお知らせ

 

5/18(土)
18:00『雨降って、ジ・エンド。』上映後舞台挨拶
19:45『ある朝スウプは』上映後トーク

5/19(日)
17:50『14歳』上映前舞台挨拶

 

全回ゲスト:群青いろ(高橋泉さん、廣末哲万さん)

〈鑑賞料金〉

『雨降って、ジ・エンド。』『彼女はなぜ、猿を殺したか?』
一般1900円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円


過去作品
一般1600円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円
オンラインチケットはこちら