呉さんの包丁 |
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2013年/120分/日本◎監督・脚本:林雅行◎撮影:高良沙葵、本多真子、伊藤文美、市川絵里◎編集:本多真子◎音楽:彩愛玲
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台湾、金門島、かつて激しい戦場だったこの地で砲弾から包丁をつくる呉さんの思いとは。 |
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1958年、台湾解放を目指す毛沢東の共産軍と、大陸反攻を掲げた蒋介石の国民党軍が激しい砲撃戦を展開した「金門砲戦」の戦場となった台湾の金門島で、砲弾を材料に包丁を作る職人・呉増棟さんの姿を記録したドキュメンタリー。台北の松山空港から飛行機で約1時間、中国の厦門までわずか10キロの位置にある小さな美しい島・金門島に暮らす呉さんは、92年まで軍事管制が敷かれていた島の苦難の歴史とともに育った。呉さんは父の跡を継いで砲弾を材料に包丁を作る職人となり、包丁は大陸からの観光客にも買われていく。「砲弾は空からの贈り物だ」と語る呉さんの姿を映し、その手から生み出される包丁に込められたメッセージを探る。 |
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