クレール・ドゥニ監督特集〜新文芸坐シネマテーク関西出張編〜

35杯のラムショット

2008年/フランス/DVD/100分
監督:クレール・ドゥニ 脚本:クレール・ドゥニ、ジャン=ポル・ファルゴー 撮影:アニエス・ゴダール 音楽:ティンダースティックス

出演:アレックス・デスカス、マティ・ディオップ、グレゴワール・コラン、ニコール・ドーグ

RERの運転手のリオネルは、娘のジョゼフィーヌと二人でパリ郊外に暮している。リオネルには近所に住むガブリエルという恋人もいたが、娘との関係の方を大事にしている。一方ジョゼフィーヌにも、心惹かれる男、ノエがいる。同僚の退職パーティーに立ち会ったリオネルは、時が止まることなく流れていることを悟る。最愛の娘が旅立つことを、やがて受け入れなければならないのだと…。父と娘の関係を詩情豊かに淡々と描いた傑作で、小津安二郎へのオマージュが込められている。

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死んだってへっちゃらさ

1990年/フランス/DVD/89分
監督・脚本:クレール・ドゥニ 脚本:ジャン=ポール・ファルジョー 撮影:パスカル・マルティ 音楽:アブドゥラー・イブラヒム

出演:イザック・ド・バンコレ、アレックス・デスカス、ソルヴェイグ・ドマルタン、クリストファー・ブッフホルツ、ジャン・クロード・ブルアリ

ベナンと西インド諸島出身のダーとジョスリンは闘鶏のエキスパートで素晴らしいコンビだ。彼らは地下で秘密の闘鶏を主催するレストラン店主のために働き始める。ダーは今度こそ自分に運が向いてくると感じていた。狭いレストランの地下室に籠りっきりの彼らは、将来のチャンピオンを期待される闘鶏を育てていた。その名前は「死んだってへっちゃらさ」だった。モンテ・ヘルマン『コックファイター』にインスパイアされたドゥニ初期の傑作。

♦上映スケジュール♦ ※各回入替制

1/5(金)
18:00~『35杯のラムショット』
20:00~『死んだってへっちゃらさ』
『死んだってへっちゃらさ』上映後、大寺眞輔さん(映画批評家・Indie Tokyo主宰)によるトークショー開催
料金:1500円均一(招待券使用不可、割引一切なし)