BILLIE ビリー

2019年/イギリス/98分
◎監督・脚本:ジェームズ・エルスキン◎撮影:ティム・クラッグ◎編集:アベデッシュ・モーラ
◎出演:ビリー・ホリデイ、リンダ・リップナック・キュール、シルビア・シムズ、トニー・ベネット

公式HP→https://billie-movie.jp/

20世紀最高のシンガーは、誰よりも優雅で誰よりも孤独だった

44年の短い人生を駆け抜けたジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイ。差別に立ち向かい、あらゆる苦難を乗り越え、歌を通して“生”を謳歌した彼女の真実に迫るドキュメンタリー。

不世出のジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイ。その44年の短い生涯は波乱の連続だった。10代半ばで生活のため身体を売り、過酷な人種差別と闘い、麻薬と酒に溺れて幾度となく逮捕され、身も心もボロボロになりながらステージに立ち続けたビリー。だからこそ彼女の歌には凝縮された生が刻印され、20世紀屈指の伝説となった。そんなビリーの人生に共感したひとりの若き女性ジャーナリスト、リンダ・リプナック・キュールが1960年代から10年間かけて関係者にインタビューを重ね、時には何者かに妨害されながらもビリーの伝記を書き上げようと尽力した。しかしリンダも志半ばにして不可解な死を遂げてしまう。この度リンダが遺した200時間以上に及ぶ録音テープが発見され、ビリーの貴重な映像とともに構成されたのが、このドキュメンタリー映画『BILLIE ビリー』である。

世界が震えた美しい歌声が、鮮やかなカラー映像で甦る!
インタビューに応じたのはトニー・ベネット、カウント・ベイシー、アーティ・ショウ、チャールズ・ミンガス、カーメン・マクレエといった錚々たるアーティストから、ビリーのいとこや友人、ポン引き、彼女を逮捕した麻薬捜査官、刑務所の職員まで多岐にわたる。彼らの生々しい証言と、珍しいホーム・ムービーや過去の資料映像、秘蔵の写真によって謎に満ちたビリーの人生がまるでサスペンス映画のように解き明かされていく。圧巻なのはライブ映像。黒人差別の実態を赤裸々に綴って物議を醸し、世界中にセンセーションを巻き起こした名曲「奇妙な果実」をはじめ、ビリーの歌唱シーンが最新技術を駆使したカラー映像で甦る。

〈上映スケジュール〉

◆上映スケジュールはこちらをご覧ください

 

〈鑑賞料金〉

一般1700円、学生・シニア1100円、会員1000円
オンラインチケットはこちら