こちらあみ子

2022年/日本/104分
◎監督・脚本:森井勇佑◎原作:今村夏子◎撮影・照明:岩永洋◎録音:小牧将人◎整音:島津未来介◎美術:大原清孝◎衣装:纐纈春樹◎編集:早野亮◎音楽:青葉市子

◎出演:大沢一菜、井浦新、尾野真千子、奥村天晴、大関悠士、橘高亨牧、播田美保、黒木詔子、一木良彦

公式HP→https://kochira-amiko.com/

芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を映画化。感情と感性を刺激する映像と共に描く

あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しいお父さん、いっしょに遊んでくれるお兄ちゃん、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいるお母さん、憧れの同級生のり君、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていくことになる。誕生日にもらった電池切れのトランシーバーに話しかけるあみ子。「応答せよ、応答せよ。こちらあみ子」―――。奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありようが生き生きと描かれていく。

 

原作は「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子。主人公のあみ子を演じるのは、応募総数330名のオーディションの中から見いだされた新星・大沢一菜。両親役には、井浦新と尾野真千子。監督は、大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務めてきた森井勇佑。原作と出会って以来、映画化を熱望してきた監督が、原作にはないオリジナルシーンやポップでグラフィカルな映像描写で新たな風を吹き込み、念願の監督デビューを果たす。そして、繊細な歌声とやわらかなクラシックギターの音色で聴く者を魅了し続け、国内だけでなく海外からも人気を集める音楽家、青葉市子が音楽を手がける。

 

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1700円、シニア1200円、会員・学生1100円
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