2007年/日本/モノクロ/150分◎監督・脚本:松井良彦/製作:安岡卓治/製作補:山本希平/演出補:佐々木宏/録音:浦田和治/編集:高島健一、緒方達也、鐘門律知、佐々木宏/音楽:菅沼重雄、上田現/音響効果/本間明/特殊メイク:松井祐一/スチール:浅田具茂/撮影:手塚義治、村川聡、井川義之/協力:白藤茜、維新派、白虎社 ◎出演:佐野和宏、仲井まみ子、隈井士門、村田友紀子、大須賀勇(白虎社) 日野利彦(人力飛行機舎)、白藤茜、皆渡静男、高瀬泰司/(声)松本雄吉、他 ![]() <story> 大阪市南部、若い女性たちの惨殺事件が続発する。 被害者たちは下腹部を切り裂かれ、その生殖器が持ち去られていた。 犯人は廃墟ビルの屋上で暮らす孤独な青年、誠(佐野和宏)。 彼は「菜穂子」と名づけられたマネキンを愛し「愛の結晶」が誕生することを夢想していた。 次々に若い女性を惨殺し、奪った生殖器を菜穂子に埋め込む。やがて彼女に不思議な生命が宿りはじめ、様々な人間が、 誠と菜穂子が暮らす「魔境」=廃墟ビルへと引き込まれていく。 現実の街並みは、いつしか時間感覚を失い、傷痍軍人や浮浪者など、 敗戦直後を思わせるグロテスクなキャラクターが彷徨しはじめる。 純粋に二人だけの世界で生きていた幼く美しい一組の兄と妹(隈井士門、村田友紀子)。 遊びといえばケンパしかしらない。かれらもまた、菜穂子がいる廃墟へと導かれてゆく。幼い妹は「菜穂子」に「母」の面影を見る。兄はその姿に激しく「性」を感じる。そのとき、廃墟ビルに引き込まれた人々に残酷な運命が訪れる・・。 |