松竹映画100周年 松竹メロドラマの系譜

1920年、松竹が映画製作を開始してから100年――。
“女優王国”松竹にあって、人々を魅了し続けたメロドラマの系譜は、松竹映画のひとつの歴史そのもの。
伝説となった「すれ違いドラマ」の『愛染かつら』(38年)、『君の名は』(53年)から『あの波の果てまで』三部作(61年)、『あの橋の畔で』四部作(62-63年)、そして名作『香華』(64年)、『紀ノ川』(66年)、また『同棲時代』(73年)まで話題作・大ヒットした32作品を一挙上映!!
松竹100年の歴史は、日本映画100年の歴史でもある!松竹メロドラマのかぐわしき系譜をご堪能あれ!!

1895年創業の松竹が、1920年に映画製作を開始して、2020年で100年周年を迎えました。蒲田撮影所から大船撮影所へ移転しつつ、その作風は都会的で明朗な“蒲田調”、そして“大船調”へと受け継がれ、数々の名作を生み出してきています。監督主導のディレクター・システムのもと、喜劇やホームドラマ、サスペンス、女性映画、また芸術性に優れた映画と、多彩なジャンルで八面六臂の活躍を見せました。映画の歴史を彩る数多くの女優を排出し“女優王国”と言われた松竹は、戦前から現在まで名女優による良質なメロドラマを輩出。『愛染かつら』(1938年)の空前の大ヒットに始まった「すれ違いドラマ」は、『君の名は』(1953年)で3千万人という歴史的大ヒットを記録。メロドラマの歴史は、戦前・戦後の苦しい時代、観客を魅了し慰め、生きる希望へと人々を鼓舞する作品群となりました。『砂の器』の野村芳太郎監督も60年代初めにメロドラマ四部作『あの橋の畔で』を監督。輝かしい銀幕の名女優と、日本映画史を代表する名匠たちが演出、さらに脇を固める名優や一流スタッフが築き上げたメロドラマの系譜は、松竹映画100年の歴史でもあります。◆「松竹110周年祭」「松竹120周年祭」を上映してきた当館で、過去に上映していない作品を中心に「松竹メロドラマの系譜」32作品一挙上映。ハンカチを片手に、どうぞ皆様ご来場くださいませ。

上映作品

人妻椿 前篇

人妻椿 前篇1936年/松竹大船/白黒/80分/16ミリ
監督:野村浩将/原作:小島政二郎/脚本:柳井隆雄/撮影:高橋通夫/美術:浜田辰雄/音楽:万城目正 
出演:川崎弘子、佐分利信、上原謙、青木しのぶ、藤野秀夫、笠智衆、山内光、坂本武、飯田蝶子

◆2・26事件のあった1936年、映画はトーキー時代に入り松竹は蒲田から大船へと撮影所を移転。美人女優としてトップスターだった川崎弘子を主演に、早速大ヒットした松竹初期のメロドラマ。殺人犯の汚名を被って逃亡した夫の妻。悲劇のヒロインが次から次へと危機に直面、息もつかせぬ展開で大ヒット!

このページのトップへ


人妻椿 後篇

人妻椿 後篇1936年/松竹大船/白黒/62分/16ミリ
監督:野村浩将/原作:小島政二郎/脚本:柳井隆雄/撮影:高橋通夫/美術:浜田辰雄/音楽:万城目正
出演:川崎弘子、佐分利信、上原謙、笠智衆、山内光、坂本武、飯田蝶子、小島和子、河村黎吉

◆殺人を犯した恩人の社長の罪をかぶり、矢野(佐分利)は国外へ逃亡。妻・嘉子(川崎)は、幼い息子を育てながら夫を待ち続けるが、次々と世間の荒波が押し寄せ、彼女を我が物にしようとする男たちの魔の手が次々と襲う…。2年後に『愛染かつら』を撮る野村浩将が、過酷な運命にさらされる人妻の悲劇を描く後編。

このページのトップへ


愛染かつら(新版総集編)

愛染かつら(新版総集編)1938-9年/松竹大船/白黒/89分
監督:野村浩将/原作:川口松太郎/脚本:野田高梧/撮影:高橋通夫/音楽:万城目正 
出演:田中絹代、上原謙、佐分利信、桑野通子、水戸光子、吉川満子、大山健二、斎藤達雄、坂本武


◆♪花も嵐も踏み越えて…。空前絶後の大ヒットを記録した戦前メロドラマの代表作。病院の御曹司(上原)と子持ちの看護婦(田中)との身分違いの恋を描く。次々と起こるすれ違いに一喜一憂。「すれ違いメロドラマ」の原点にして、幾度も映画化されてきた最初の映画化作品。前後編・続編・完結編をまとめた新版総集編。

 

このページのトップへ

 

暖流(再編集版)

暖流(再編集版)1939年/松竹大船/白黒/124分
監督:吉村公三郎/原作:岸田國士/脚本:池田忠雄/撮影:生方敏夫/美術:金須孝/音楽:早乙女光 
出演:佐分利信、水戸光子、高峰三枝子、斎藤達雄、徳大寺伸、日守新一、 藤野秀夫、森川まさみ

◆経営の危機に瀕した名門私立病院の再建を託された日疋(佐分利)。院内で繰り広げられる権力争いを背景に、院長令嬢(高峰)、看護婦(水戸)と日疋との恋模様を綴ったメロドラマ。オリジナルは二部作での公開だが、現存するプリントはこの再編集版のみ。吉村の出世作となる。助監督に木下惠介、中村登。


このページのトップへ


帰郷

帰郷1950年/松竹大船/白黒/104分
監督:大庭秀雄/原作:大佛次郎/脚本:池田忠雄/撮影:生方敏夫/美術:浜田辰雄/音楽:吉沢博、黛敏郎
出演:佐分利信、木暮実千代、津島恵子、山村聰、徳大寺伸、柳永二郎、三宅邦子、高橋貞二

◆大佛次郎の新聞小説を“メロドラマの法王”大庭秀雄が映画化した代表作。第二次大戦中、軍の上官たちの汚職の罪を負って海外逃亡していた元海軍軍人(佐分利)が、戦後ひっそりと帰国するが妻はすでに再婚していた。かつて自分を窮地に陥れた愛人(木暮)と出会い…。1950年配収ランキング5位となった大ヒット作。

 


このページのトップへ


君の名は(総集編)

君の名は(総集編)1953~54年/松竹大船/白黒/185分
監督:大庭秀雄/原作:菊田一夫/脚本:柳井隆雄/撮影:斎藤毅/美術:熊谷正雄/音楽:古関裕而 
出演:岸恵子、佐田啓二、川喜多雄二、淡島千景、北原三枝、望月優子、月丘夢路、野添ひとみ、笠智衆

◆『愛染かつら』に続く「空前絶後」の大ヒットに輝く“すれ違いメロドラマ”の代表作。東京空襲の夜に数寄屋橋で出会った若い男女。二人は名前も告げず半年後に同じ場所で再会を約束するが、様々な障害で会うことができない…。これこそ元祖「君の名は」! 真知子巻き、古関裕而の音楽も話題の三部作総集編。

 

このページのトップへ

 

集金旅行

集金旅行1957年/松竹大船/カラー/103分
監督:中村登/原作:井伏鱒二/脚本:椎名利夫/撮影:生方敏夫/美術:熊谷正雄/音楽:黛敏郎 出演:佐田啓二、岡田茉莉子、花菱アチャコ、西村晃、伊藤雄之助、小林トシ子、トニー谷、桂小金治

◆急死した家主に代わって踏み倒された家賃を取り立てるため、家主の遺児とともに“集金旅行”に出かける男女のロードムービー。佐田、岡田の珍道中、中村の代表作として今も古びることなく、クールで洒脱、何度観ても面白い傑作。二人は喧嘩しながらも次第に恋仲になっていくが、これこそメロドラマのパロディー!

 

このページのトップへ

 

ろまん化粧

ろまん化粧1958年/松竹大船/カラー/96分
監督:穂積利昌/原作:菊村到/脚本:笠原良三/撮影:西川亨/美術:熊谷正雄/音楽:万城目正 出演:高千穂ひづる、南原伸二(宏治)、石浜朗、宮城千賀子、小坂一也、泉京子、紫千代、清水将夫

◆芥川賞作家・菊村到の「週刊女性」連載小説の映画化で、華やかな美容界を舞台に描くメロドラマ。美容雑誌の編集記者・三重子(高千穂)は、新聞記者の真木(南原)に惹かれるが、友人の弟・隆(石浜)は三重子を慕っていて…。男女の恋愛模様を描くとともに、当時最先端のヘアモードが風俗を映し出す。

 

 

このページのトップへ

 

愛の濃淡

愛の濃淡1959年/松竹大船/カラー/91分
監督:岩間鶴夫/原作:舟橋聖一/脚本:長瀬喜伴/撮影:小杉正雄/美術:熊谷正雄/音楽:加藤三雄 
出演:岡田茉莉子、大木実、鳳八千代、水戸光子、宮城千賀子、高野真二、丸山(美輪)明宏

◆西銀座の洋装店「ペル」の美貌の客・えり美(岡田)は娼婦だった。店のデザイナー小織(水戸)の弟・正彦(大木)に、小織のアシスタント・森子(鳳)は好意を寄せていたが、えり美が正彦を誘惑しようとしていたことを知って…。舟橋聖一原作を松竹プログラムピクチャーを支えた岩間鶴夫が監督したメロドラマ。

 

このページのトップへ

 

霧ある情事

霧ある情事1959年/松竹大船/カラー/88分
監督:渋谷実/原作:舟橋聖一/脚本:斎藤良輔/撮影:長岡博之/美術:浜田辰雄/音楽:黛敏郎
出演:岡田茉莉子、津川雅彦、三上真一郎、芳村真理、加東大介、菅井一郎、京塚昌子、桜むつ子、清川虹子

◆舟橋聖一原作を渋谷実が監督した文芸メロドラマ。土建会社重役(加東)の愛人になっている女(岡田)が、自分を慕う青年秘書(津川)と、ある事件から行くあてのない逃避行に出る…。渋谷らしいあくの強い演出が冴え、また岡田が二号生活から抜け出そうとするヒロインを好演した波乱のメロドラマ。

 

このページのトップへ

 

離愁

離愁1960年/松竹大船/カラー/89分
監督・脚本:大庭秀雄/原作:井上靖/脚本:柳井隆雄/撮影:長岡博之/美術:芳野尹孝/音楽:池田正義 
出演:岡田茉莉子、佐田啓二、桑野みゆき、山本豊三、仲谷昇、三宅邦子、永井智雄

◆井上靖の『青衣の人』を大庭秀雄が映画化した文芸メロドラマ。陶芸家の道介(佐田)が琵琶湖で自殺未遂を助けたれい子(桑野)の叔母は、かつての恋人・暁子(岡田)だった…。偶然の再会が火をつけた大人の恋の行方。道介をめぐる暁子とれい子の心理の綾、デリケートな女心と女性の生き方を美しくリアルに描く。

 

このページのトップへ

 

死者との結婚

死者との結婚1960年/松竹大船/白黒/96分
監督・脚本:高橋治/原作:ウィリアム・アイリッシュ/脚本:田村孟/撮影:川又昻/美術:宇野耕司/音楽:前田憲男

◆ヒッチコック『裏窓』の原作者・推理作家アイリッシュの長編を、松竹ヌーヴェル・ヴァーグの牽引者の一人であり後に直木賞作家となる高橋治が監督したサスペンスメロドラマ。夜の瀬戸内海をゆく一隻の汽船。男に棄てられ自殺を決意した女が、衝突事故で意識を取り戻した時、まったく別の人生を手に入れていた…。

 

このページのトップへ

 

あの波の果てまで 前篇

あの波の果てまで 前篇1961年/松竹大船/カラー/97分
監督:八木美津雄/原作:大林清/脚本:富田義朗、芦沢俊郎/撮影:舎川芳次/美術:梅田千代夫/音楽:木下忠司
出演:岩下志麻、津川雅彦、石浜朗、高峰三枝子、加藤嘉、沢村貞子、瞳麗子、水戸光子

◆テレビで話題となった大林清原作を岩下主演で映画化したメロドラマ三部作。岩下を一躍スターダムへと押し上げ大ヒット。志摩半島の真珠業者の娘・千秋(岩下)。家業を襲う苦難、実の母(高峰)との対面や、恋人・佐竹(津川)、千秋に求婚する池尻(石浜)との間で揺れ動く心など、まさにメロドラマの王道!

 

このページのトップへ

 

あの波の果てまで 後篇

あの波の果てまで 後篇1961年/松竹大船/カラー/104分
監督・脚本:八木美津雄/原作:大林清/脚本:富田義朗/撮影:平瀬静雄/美術:梅田千代夫/音楽:木下忠司
出演:岩下志麻、津川雅彦、石浜朗、高峰三枝子、峯京子、北上弥太朗、笠智衆、西村晃

◆千秋(岩下)は佐竹(津川)との愛をあきらめ、父の家業を援助した池尻(石浜)と結婚に踏み切る。だが、池尻は彼女の思っていた通りの人間ではなかった。そこへ父(加藤)の訃報が届く。自分の選んだ道が間違っていたことに気づいた千秋は、池尻の家を出て、佐竹の許へ旅立っていく…。岩下の魅力が光るシリーズ第2弾。

 

このページのトップへ

 

あの波の果てまで 完結篇

あの波の果てまで 完結篇1961年/松竹大船/カラー/90分
監督:八木美津雄/原作:大林清/脚本:富田義朗、芦沢俊郎/撮影:平瀬静雄/美術:熊谷正雄/音楽:木下忠司
出演:岩下志麻、津川雅彦、高峰三枝子、笠智衆、石浜朗、高野真二、伊藤雄之助

◆夫の池尻(石浜)が傷害事件を起こし、さらに離婚を頼みこむ千秋(岩下)にも傷を負わせる。千秋に好意を寄せるホテル経営者の宮原(高野)も振りきり、宮城県女川に水産技師として赴任した佐竹(津川)の後を追う。ところが佐竹の乗った船が台風で沈没し、彼も絶望と伝えられた…。波瀾万丈の三部作の堂々完結篇。

このページのトップへ

 

女舞 おんなまい

女舞 おんなまい1961年/松竹大船/カラー/100分 
監督・脚本:大庭秀雄/原作:円地文子、秋元松代/脚本:柳井隆雄/撮影:長岡博之/美術:芳野尹孝/音楽:池田正義
出演:岡田茉莉子、佐田啓二、岩下志麻、杉田弘子、千之赫子、宮口精二、三津田健、仲谷昇、二木てるみ

◆舞踊家・千弥(岡田)は、教えを請うた能楽宗家の若太夫・西川(佐田)の不思議な魅力にとらわれてゆく。円地文子・秋元松代作の朝日放送連続放送劇を、岡田自ら映画化を企画し実現。岡田は劇中同様に舞の稽古に励み、クライマックスで披露する「葵上」の美しさと迫力は圧巻!この頃、岡田主演の文芸映画が毎月のように公開。

 

このページのトップへ

 

熱愛者

熱愛者1961年/松竹大船/カラー/95分
監督:井上和男/原作:中村真一郎/脚本:新藤兼人/撮影:堂脇博/美術:芳野尹孝/音楽:池田正義 
出演:岡田茉莉子、芥川比呂志、桑野みゆき、宇野重吉、小池朝雄、園井啓介、月丘夢路、山村聰

◆『女舞』に続き、岡田茉莉子が初のプロデュースを手がけ、中村真一郎原作を渋谷実の助監督だった井上和男で映画化。大船調の定型からはみだし、純粋に愛情だけで結ばれようとして、かえって深く傷つく男女を描く異色メロドラマ。音楽評論家の緒方(芥川)は室内装飾家の頼子(岡田)と出会い惹かれるが…。

 

このページのトップへ

 

愛情の系譜

愛情の系譜1961年/松竹大船/カラー/108分
監督:五所平之助/原作:円地文子/脚本:八住利雄/撮影:木塚誠一/美術:平川透徹/音楽:芥川也寸志 
出演:岡田茉莉子、三橋達也、乙羽信子、桑野みゆき、園井啓介、高峰三枝子、山村聰、牧紀子

◆原作円地文子、脚本八住利雄、そして五所平之助監督によるメロドラマの秀作。米国留学から帰り、国際福祉事業に打ち込む藍子(岡田)。愛する恋人(三橋)の裏切り、死んだはずの父(山村)の存在などドロドロの人間愛憎劇を描く。名匠五所の細やかな演出、岡田の充実の演技、多彩な出演陣と見どころいっぱい。

 

このページのトップへ

 

あの橋の畔で

あの橋の畔で1962年/松竹大船/カラー/92分
監督・脚本:野村芳太郎/原作:菊田一夫/脚本:山田洋次/撮影:川又昻/美術:宇野耕司/音楽:古関裕而
出演:桑野みゆき、園井啓介、南原宏治、穂積隆信、左幸子、渡辺美佐子、中山千夏、島倉千代子

◆野村芳太郎も“すれ違いメロドラマ”四部作を撮っていた! 菊田一夫原作、古関裕而音楽を、野村と山田が脚本化。「あの橋」とは東京・数寄屋橋。原作&音楽コンビも同じく、まさに『君の名は』の新たなるメロドラマ決定版。数寄屋橋の畔で愛を誓った男女の流転を描き、松竹本社に「満員御礼」の札が立つ大ヒット!

 

このページのトップへ

 

あの橋の畔で 第二部

あの橋の畔で 第二部11962年/松竹大船/カラー/82分
監督・脚本:野村芳太郎/原作:菊田一夫/脚本:山田洋次/撮影:川又昻/美術:宇野耕司/音楽:古関裕而 
出演:桑野みゆき、園井啓介、南原宏治、穂積隆信、左幸子、高峰三枝子、岩崎加根子

◆相次ぐ試練で、葉子(桑野)は光晴(園井)との恋をあきらめ、望まぬ相手(穂積)と結婚した。事故で記憶喪失になった光晴。記憶は戻りはじめたが、葉子の夫、実兄(南原)によって窮地に立たされる光晴を思い、葉子は煩悶する…。東京・数寄屋橋から長崎、北海道、下関、さらに宮崎・青島へと舞台も見どころのシリーズ第2作。

 

このページのトップへ

あの橋の畔で 第三部

あの橋の畔で 第三部1963年/松竹大船/カラー/92分
監督・脚本:野村芳太郎/原作:菊田一夫/脚本:山田洋次/撮影:川又昻/美術:宇野耕司/音楽:古関裕而 出演:桑野みゆき、園井啓介、入江美樹、西村晃、高峰三枝子、小池朝雄、山村聰、岸田今日子

◆離婚を決意する葉子だが、光晴は仕事のためカンボジアの首都プノンペンに旅立っていった。東京で仕事を得た葉子は、女社長(高峰)の好意でプノンペンに行き、アンコールワットの遺跡で二人は再会する…。『君の名は』を凌ぐ豪華共演陣、舞台も日本各地からプノンペン、タイのバンコクへと国際的なスケール!

このページのトップへ


あの橋の畔で 完結篇

あの橋の畔で 完結篇1963年/松竹大船/カラー/90分 
監督・脚本:野村芳太郎/原作:菊田一夫/脚本:山田洋次/撮影:川又昻/美術:宇野耕司/音楽:古関裕而 
出演:桑野みゆき、園井啓介、穂積隆信、沢村貞子、山内明、左幸子、西村晃、加藤嘉、佐藤慶、神山繁、千之赫子、石黒達也

◆葉子と光晴を次々と試練が襲う。しかし、二人の愛は変わらない。様々なエピソードのおちも丁寧に描く完結篇。4年の歳月を経てようやく結ばれる二人だが、葉子は激しい頭痛で病院に運ばれる…。日本映画史に残る『君の名は』の劇作家・菊田一夫の原作を野村芳太郎が監督した大河ロマン四部作、堂々たる完結!

このページのトップへ


風の視線

風の視線1963年/松竹大船/白黒/105分
監督:川頭義郎/原作:松本清張/脚本:楠田芳子/撮影:荒野諒一/美術:岡田要/音楽:木下忠司 
出演:新珠三千代、佐田啓二、園井啓介、岩下志麻、山内明、滝田裕介、加藤嘉、小林トシ子、松本清張


◆松本清張原作ながら珍しい非ミステリものの異色恋愛ドラマ。現代の虚無、倦怠感を背景に、愛なき結婚に疲れ果てた人妻(新珠)を軸に、3組の男女の愛憎が絡み合うさまを描く。木下惠介門下の川頭義郎が監督を務め、木下組のスタッフが結集。新珠三千代のほか、佐田啓二、岩下志麻など豪華出演陣、清張も作家役で出演。

 

このページのトップへ

 

花の咲く家

花の咲く家1963年/松竹大船/カラー/98分 監督:番匠義彰/原作:大佛次郎/脚本:柳井隆雄、石田守良、今井金次郎/撮影:生方敏夫/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可 
出演:佐田啓二、岡田茉莉子、岩下志麻、渡辺文雄、小坂一也、笠智衆、山村聰、富士真奈美、環三千世

◆緑の熱帯樹が揺れるバリ島の東海岸で出会った医師の隆三(佐田)と商社支店長夫人の和子(岡田)。隆三は彼女を忘れられず、和子は傲慢な夫(渡辺)との離婚を決意する…。大佛次郎原作を松竹プログラムピクチャーのエース番匠義彰が映画化。南国で運命的に巡り会った男女の恋を描いたメロドラマ大作。


このページのトップへ


香華

香華1964年/松竹大船/白黒/204分
監督・脚本:木下惠介/原作:有吉佐和子/撮影:楠田浩之/美術:伊藤熹朔、梅田千代夫/音楽:木下忠司 
出演:岡田茉莉子、乙羽信子、田中絹代、杉村春子、加藤剛、三木のり平、岡田英次、柳永二郎、桂小金治、菅原文太

◆有吉佐和子のベストセラー小説を、名匠・木下惠介が映画化。全く性格の異なる母と娘の60年以上にもわたる確執を堂々3時間半で描いた文芸大作。大船撮影所空前のセット数、明治・大正の遊廓や東京・赤坂の街並みなどの一大オープンセット、5カ月という長期の撮影など、木下監督の女性映画の真骨頂を見せた傑作。

 


このページのトップへ


モンローのような女

モンローのような女1964年/松竹大船/カラー/96分
監督・脚本:渋谷実/原作:舟橋聖一/脚本:白坂依志夫/撮影:長岡博之/美術:浜田辰雄/音楽:黛敏郎 
出演:真理明美、佐田啓二、笠智衆、森光子、中原早苗、川津祐介、三上真一郎、山本圭、加藤武

◆1962年夏に急逝したマリリン・モンローへのオマージュとして、一人の少女を主人公に描く舟橋聖一原作を渋谷実が映画化。苦しい家計を助けたいと父に内緒で高校を中退した少女が、生来の美貌とスタイルから写真モデルとして世に飛びだしていく…。公募で選ばれた真理明美がコケティッシュな魅力を振りまく。

 

このページのトップへ

 

紀ノ川(花の巻・文緒の巻)

紀ノ川(花の巻・文緒の巻)1966年/松竹大船/カラー/172分
監督:中村登/原作:有吉佐和子/脚本:久板栄二郎/撮影:成島東
一郎/美術:梅田千代夫/音楽:武満徹 出演:司葉子、岩下志麻、
有川由紀、田村高廣、丹波哲郎、東山千栄子、北林早苗、菅原文太

◆有吉佐和子原作による中村登監督生涯の傑作。紀州和歌山を舞台に、明治・大正・昭和の三代にわたる女の年代記を、紀ノ川とともに描いた文芸大作。明治32年、美しく聡明な娘・紀本花(司)は、紀州の旧家・真谷家に嫁ぐ。娘の文緒(岩下)は、旧弊な家風に従う母に反発するが…。司はこの年の女優賞を独占。

 

このページのトップへ

 

惜春

惜春1967年/松竹大船/カラー/95分
監督・脚本:中村登/原作・脚本:平岩弓枝/撮影:竹村博/美術:梅
田千代夫/音楽:佐藤勝 出演:新珠三千代、香山美子、加賀まりこ、
森光子、早川保、平幹二朗、伊志井寛、東野英治郎、永井智雄

◆平岩弓枝の原作を女性映画の名手・中村登が映画化したメロドラマ。上野・池の端で八代続く糸屋の老舗の3人姉妹。店を切り盛りする長女(新珠)は、次女(香山)・三女(加賀)とは母親が違う。店の相続をめぐって波風が立つが……。3女優と、着物や帯の色彩、丹後や奈良、琵琶湖畔など関西の美しい風景も鮮やか!

 

 

このページのトップへ

 

宴1967年/松竹大船/白黒/100分
監督:五所平之助/原作:利根川裕/脚本:堀江英雄/撮影:長岡博
之/美術:浜田辰雄/音楽:斎藤一郎 出演:岩下志麻、中山仁、早瀬
久美、川辺久造、藤岡弘、田村高廣、岡田英次、進藤英太郎、柳永二郎

◆松竹が蒲田から大船へと撮影所を移転した1936年、雪が降しりきる2月26日に勃発し、日本中を震撼させた陸軍青年将校らによるクーデター事件。この2・26事件に身を投じた青年将校(中山)と能楽家元の妻(岩下)の悲恋を五所平之助が監督したメロドラマ。凍えた岩下の足指を中山が噛むシーンが話題となった。

 

このページのトップへ

 

春日和

春日和1967年/松竹大船/カラー/88 分
監督:大庭秀雄/原作・脚本:菊島隆三/脚本:下飯坂菊馬/撮影:川又昻/美術:佐藤公信/音楽:池田正義 出演:岩下志麻、栗塚旭、左幸子、山形勲、加藤治子、桜京美、砂塚秀夫、吉田義夫、牟田悌三

◆鎌倉から丸の内に通うOLの泰子(岩下)。母(加藤)との二人暮らしで育った泰子は、母を心配するあまり結婚に踏み切れずいた。泰子と婚約者の丸井(栗塚)は、10年前に家を捨て大阪で元芸者とよ(左)と暮らしている父・忠造(山形)を連れ戻そうとするが…。大阪の風景もいっぱいの大船調メロドラマ。

 

このページのトップへ

 

海はふりむかない

海はふりむかない1969年/松竹/カラー/87分
監督:斎藤耕一/脚本:星川清司/撮影:小杉正雄/美術:梅田千代夫/音楽:服部克久 
出演:西郷輝彦、尾崎奈々、森次晃嗣、夏圭子、勝部演之、美川憲一、由美かおる、中山仁、麻生れい子、内田朝雄

◆当時絶大な人気を誇っていた西郷輝彦主演で、和製クロード・ルルーシュと言われた映像派・斎藤耕一が監督した青春メロドラマ。エリートの兄(勝部)と違い自由気ままに生きる弟・礼次(西郷)は、兄が社長令嬢と結婚するために恋人の美枝(尾崎)を捨てたことを知り、彼女への同情を抱く。美枝は原爆症だった…。

 

このページのトップへ

 

同棲時代 今日子と次郎

同棲時代 今日子と次郎1973年/松竹/カラー/87分
監督:山根成之/原作:上村一夫/脚本:石森史郎/撮影:川又昻/美術:森田郷平/音楽:青山八郎 
出演:由美かおる、仲雅美、大信田礼子、ひし美ゆり子、入川保則、進千賀子、岩崎和子、安田伸

◆70年代初め、大ブームを巻きおこした上村一夫の劇画を由美かおる、仲雅美の共演で映画化。偶然の再会から一夜を共にし、同棲することとなった今日子と次郎を描く。主題歌を歌った大信田礼子も出演、由美かおるの美しいヌードも話題になった。その後数々の青春映画の佳作を撮る山根成之の初単独監督作品。

 

このページのトップへ

 

入場料

前売券

前売1回券1,200円/前売5回券5,000円
※前売券は、窓口で販売中

当日券

一般1,500円/学生・シニア1,100円/会員・高校生以下1,000円
当日5回券6,000円/シニア5回券5,000円/会員5回券4,500円

※ご鑑賞の3日前から窓口とオンラインでチケットのご購入が可能です。ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券の方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
オンラインチケットはこちら

スケジュール

スケジュール

Copyright2021,Cinenouveau,All right reserved