ベトナム映画祭2023




シネ・ヌーヴォ名画発掘シリーズ リクエスト特集vol.3

2017年のシネ・ヌーヴォ開館20周年にあたり、2016年に行った「20thプロジェクト」。そのコレクターになっていただいた皆様から特典として映画選択権をご取得いただきました。その選択権から2018年の第一回では17作品、2019年の第二回では22作品の作品を上映してまいりました。開催の度に新しい映画の発見があったと大変好評でしたが、第三回を予定していた2020年は、コロナ禍により延期を余儀なくされました。この度、その第三回として、またファイナルとして最後のリクエスト特集35作品を一挙上映いたします。大変お待たせしました。「観たい映画」「スクリーンに掛けたい映画」など映画ファンの皆さまが選んだ多彩で多様な珠玉の35作品。2023年の締め括りにどうぞお楽しみください。

上映作品

按摩と女 (Presented by 大原シンゴ、XXX)

按摩と女1938年/松竹/66分/モノクロ/35mm
◎監督・脚本:清水宏◎撮影:斎藤正夫◎美術:江坂実◎音楽:伊藤宣二
◎出演:高峰三枝子、徳大寺伸、日守新一、爆弾小僧、佐分利信、
坂本武、春日英子、京谷智恵子、油井宗信、二木蓮

◆天才・清水宏の代表作。美しい山の温泉場を訪れた徳市(徳大寺)と福市(日守)の名物按摩コンビ。そこで徳市が出会ったどこか影のある美女(高峰)との淡い恋、巻き起こる事件とそれをめぐる人々の交流をユーモアたっぷりに描いた、清水宏シナリオによる軽快なタッチの人情劇。2008年には石井克人監督がリメイク。

 

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花つみ日記 (Presented by XXX)

花つみ日記1939年/東宝京都/73分/モノクロ/35mm
◎監督:石田民三◎原作:吉屋信子◎脚本:鈴木紀子◎撮影:山崎一雄◎照明:丸川武郎◎美術:河東安英◎音楽:鈴木静一
◎出演:高峰秀子、清水美佐子、葦原邦子、林喜美子、進藤英太郎、御舟京子、松岡綾子、三邦映子、伊達里子、三條利喜子

 

◆宗右衛門町の置屋の娘(高峰)の通う女学校に東京から転校生してきた少女(清水)。2人はすぐに仲良くなるが、憧れの先生(葦原)を巡って仲違いして…。吉屋信子の代表作が原作。思春期の少女たちの繊細な心理、友情の儚さが、戦前の大阪の街並みのなかで、鮮やかに描かれるガールズムービーの決定版。

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大佛さまと子供たち (Presented by めみ)(Presented by 大原シンゴ)

大佛さまと子供たち1952年/102分/モノクロ/スタンダード/35mm/蜂の巣プロ
◎監督・脚本:清水宏◎撮影:古山三郎◎照明:◎録音:西尾昇◎音楽:伊藤宣二
◎出演:岩本豊、硲由夫、宮内義治、久保田晋一郎、川西清、中村貞雄、日守由禧子、歌川マユミ、赤堀綾子、島田友三郎

 

◆戦争孤児を引き取って面倒を見ていた清水が立ち上げた、孤児らと素人俳優たちを出演させ、私財を投げうり立ち上げた映画プロダクション”蜂の巣”。その「蜂の巣映画」3部作の3本目である本作は、戦災を免れた奈良・東大寺を舞台に、浮浪児たちが希望を忘れず生き抜く姿を描く。子どもたちと大仏さまとの交流も心温まる、映画史に類を見ないユニークな作品。

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おかる勘平 (Presented by XXX)

おかる勘平1952年/92分/モノクロ/スタンダード/35mm/東宝
◎監督:マキノ雅弘◎原作:帝劇文芸部作「お輕と勘平」より◎脚本:小國英雄◎撮影:山崎一雄◎照明:横井總一◎録音:小沼渡◎美術:北川惠司◎音楽:服部良一
◎出演:榎本健一、越路吹雪、岸井明、龍崎一郎、岡田茉莉子、木匠久美子、橘薫、山田周平、沢村いき雄、市川小文治

 

◆ベテラン喜劇人・羽根木(榎本)とトップ女優・山路(越路)は帝劇で上演するオペレッタ「おかると勘平」の初日に向けて稽古の真っ最中。一癖も二癖もある仲間たちと繰り広げられる数々の悲喜劇が存分に描かれたバックステージ映画の傑作。繰り広げられる名曲の数々はもちろん、旬な服部良一のブギウギナンバーも楽しい!

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恋文 (Presented by 片岡 昌樹)

恋文1953年/新東宝/98分/モノクロ/デジタル
◎監督:田中絹代◎原作:丹羽文雄◎脚本:木下惠介◎撮影:鈴木博◎照明:藤林甲◎美術:進藤誠吾◎音楽:斎藤一郎  
◎出演:森雅之、夏川静江、久我美子、宇野重吉、香川京子、田中絹代、関千恵子、中北千枝子、木下恵介、道三重三

 

◆女優としてキャリアを重ねた田中絹代が、日本人女優で初めて監督に挑んだ作品。復員兵の礼吉(森)は、弟のアパートに身を寄せ、恋文代筆業を手伝いながら、かつての恋人・道子(久我)を探し続けている。そしてついに礼吉の前へ道子が現れるのだが…。戦後すぐの東京の街並みでロケした豪華キャストのメロドラマ。

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浮雲 (Presented by XXX)

浮雲1955年/東宝/124分/モノクロ/デジタル
◎監督:成瀬巳喜男◎原作:林芙美子◎脚本:水木洋子◎撮影:玉井正夫◎照明:石井長四郎◎美術:中古智◎音楽:斎藤一郎 
◎出演:高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子、中北千枝子、木匠マユリ、山形勲、加東大介、千石規子、村上冬樹、大川平八郎


◆戦時中、赴任先の仏印で愛人関係にあったタイピストのゆき子(高峰)と農林省技師の富岡(森)。終戦後に再会した二人の、くされ縁に結ばれて止めどなく堕ちていく様を深々と描ききった珠玉の名篇。数々の映画賞にも輝く成瀬=高峰の代表作。結婚を控えた高峰が「これが最後」と密かに引退を決意して臨んだという。

 

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未成年 (Presented by コニー)

未成年1955年/106分/モノクロ/デジタル/日活
◎監督・脚本:井上梅次◎撮影:間宮義雄◎照明:大西美津男◎録音:古山恒夫◎美術:中村公彦◎音楽:大森盛太郎
◎出演:長門裕之、芦川いづみ、清川虹子、日高澄子、東谷暎子、伊藤雄之助、安部徹、長谷部健、佐野浅夫、広岡三栄子

◆横浜に住む母子家庭の一人息子・啓一(長門)。母(清川)は鉄工所で働く息子の出世だけを心の支えにしているが、母の期待の大きさに苦痛を感じ、悪の道に身を投じてしまう…。今なお変わらない青春の悲劇を描く井上梅次の社会派作品。花売りの京子(芦川)の可憐さ(と猫のクッキーちゃんの可愛さ)に心洗われる佳作。


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悪の報酬 (Presented by コニー)

悪の報酬1955年/日活/84分/モノクロ/デジタル
◎監督:野口博志◎原作:星雅二◎脚本:陶山鉄、舛田利雄◎撮影:永塚一栄◎照明:河野愛三◎美術:西亥一郎◎音楽:大久保徳次郎
◎出演:伊藤雄之助、日高澄子、水島道太郎、三國連太郎、菅井一郎、ディック・ミネ、牧眞介、山岡比佐乃

◆麻薬と偽札犯罪を追う刑事・剣持(水島)とその友人で孤児救済に奮励するガソリンスタンド店主人・栗橋(伊藤)。偽札職人の誘拐事件を追ううち、剣持は黒幕“太田”の存在にたどり着くが…。派手なアクションも剣持と栗橋の友情も見どころのクライム・サスペンス。舛田利雄が脚本、鈴木清太郎(清順)が助監督を勤めている。



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挽歌 (Presented by XXX)

挽歌1957年/松竹/127分/モノクロ/16mm
◎監督:五所平之助◎原作:原田康子◎脚色:八住利雄、由起しげ子◎撮影:瀬川順一◎照明:平田光治◎美術:久保一雄◎音楽:芥川也寸志
◎出演:久我美子、斎藤達雄、高崎敦生、浦辺粂子、森雅之、高峰三枝子、中里悦子、岸正子、渡辺文雄、石濱朗

◆五所平之助の監督作80本目は、無名の新人作家ながら、ベストセラーとなった原田康子の同名小説を、原作に忠実に撮り上げたメロドラマ。不自由な左腕を抱え、空虚な日々を過ごす怜子(久我)は、中年の建築技師・桂木(森)と知り合い、恋に落ちる…。霧の街・釧路の自然をバックにスターたちの共演が美しい。



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下町 ダウンタウン (Presented by XXX)

下町 ダウンタウン1957年/東宝/58分/モノクロ/35mm
◎監督:千葉泰樹◎原作:林芙美子◎脚本:笠原良三、吉田精彌◎撮影:西垣六郎◎照明:金子光男◎美術:中古智◎音楽:伊福部昭
◎出演:山田五十鈴、三船敏郎、田中春男、多々良純、淡路惠子、村田知英子、亀谷雅敬、馬野都留子、沢村いき雄

◆林芙美子の原作小説を基に、混乱が続く戦後の下町で芽生えたささやかな愛情を描く。シベリア抑留中の夫を幼い息子と共に待ち続けているりよ(山田)はある時、シベリア復員兵の鶴石(三船)と親しくなる…。山田と三船、りよの友人役の淡路の名演が光る。映画の魅惑を58分にぎゅっと凝縮させた演出が光る切ない名編。


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電話は夕方に鳴る (Presented by XXX)

電話は夕方に鳴る1959年/大映/107分/モノクロ/35mm
◎監督:吉村公三郎◎脚本:新藤兼人◎撮影:中川芳久◎照明:泉正蔵◎美術:間野重雄◎音楽:浜中外代治
◎出演:千田是也、村瀬幸子、川崎敬三、伊藤雄之助、平井岐代子、殿山泰司、仁木多鶴子、小野道子、野口啓二、船越英二

吉村・新藤コンビによるてんやわんやコメディ・スリラー。平和な街の市長宅に一通の脅迫状が舞い込み、続いて「娘に50万持ってこさせろ」という電話。警察の厳重な警戒態勢がとられるが、犯人に感づかれ…。推理小説マニアの秘書に、秘密結社“紅団”? 遊び心満載、50名もの豪華出演陣も楽しい社会風刺コメディ。



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アマゾン無宿 世紀の大魔王 (Presented by御大とゆかいな仲間たち上映委員会)

アマゾン無宿 世紀の大魔王1961年/ニュー東映/86分/カラー/35mm
◎監督:小沢茂弘◎脚本:松浦健郎◎撮影:西川庄衛雄◎美術:藤田博◎音楽:鈴木静一
◎出演:片岡千恵蔵、進藤英太郎、江原真二郎、久保菜穂子、三田佳子、佐久間良子、梅宮辰夫、月形龍之介、小沢栄太郎

◆タイトル通りの大珍作。今回の御大は南米帰りの凄腕ギャンブラー・アマゾン無宿の源次。渡り鳥よろしく東映オールスターの愉快な面々と無国籍アクションを繰り広げ、ギター片手にソンブレロ&ポンチョ姿で歌ってみせる! 新境地開拓を目指し日本に集まってきた各国の賭博組織の面々。カジノ騒動の現在大阪、はたしてどうなる?



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裏切者は地獄だぜ (Presented by御大とゆかいな仲間たち上映委員会)

裏切者は地獄だぜ1962年/東映/89分/カラー/35mm
◎監督:小沢茂弘◎脚本:松浦健郎◎撮影:西川庄衛◎美術:藤田博◎音楽:鈴木静一
◎出演:片岡千恵蔵、鶴田浩二、進藤英太郎、高倉健、江原真二郎、梅宮辰夫、三田佳子、佐久間良子、丹波哲郎、加藤嘉

◆正体不明の“地獄の魔王”が麻薬密売組織を追う! 東映ギャング路線のスターが揃い、千恵蔵の二丁拳銃も唸る地獄シリーズ第6弾にして最高傑作。毎度コメディリリーフを務める進藤英太郎も大張り切りで大爆笑間違いなし。クセになる主題歌も脳裏から離れない。潜入捜査官・鶴田浩二の変装名は“キューバのジョー”!



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マタンゴ (Presented by 川村正英)

マタンゴ1963年/東宝/89分/カラー/35mm
◎監督:本多猪四郎◎特技監督:円谷英二◎原作:ウィリアム・ホープ・ホジスン◎原案:星新一、福島正実◎脚本:木村武◎撮影:小泉一◎美術:育野重一◎音楽:別宮貞雄
◎出演:久保明、佐原健二、太刀川寛、土屋嘉男、小泉博、水野久美、八代美紀、天本英世、熊谷二良

◆病室で青年が語り出したのは、バカンスで遭難し、たどり着いたキノコだらけの孤島での世にも奇妙な体験だった…。放射能の恐怖と極限状態下でエゴイズムをむき出し暴走する人間たちを、本多猪四郎と円谷英二の黄金コンビで巧みに描いた人気ホラー。幼少期に本作を観てトラウマやキノコ恐怖症になった人々数知れず!?



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最後の審判 (Presented by 河内 信久)

最後の審判1965年/東宝/95分/モノクロ/35mm
◎監督:堀川弘通◎原作:W・P・マッギヴァーン◎脚本:松山善三、池田一朗◎撮影:黒田徳三◎照明:比留川大助◎美術:小野友滋◎音楽:武満徹
◎出演:仲代達矢、須賀不二男、淡島千景、吉村実子、松村達雄、伴淳三郎、加藤武、横内正、三島雅夫、東野英治郎

◆原作はアメリカのノワール作家マッギヴァーンの同名小説。玉突き屋の次郎(仲代)はエリートコースを歩む従兄弟(須賀)の妻・正子(淡島)との不倫の果てに、正子と金とを手に入れ彼女の夫を罪に陥れようと完全犯罪を目論む。堀川監督と2度目のタッグを組んだ武満による音楽もムードを盛り上げるピカレスクもの。



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帰ってきた狼 (Presented by Tetsuya Hori)

帰ってきた狼1966年/日活/78分/モノクロ/デジタル
◎監督:西村昭五郎◎脚本:倉本聡、明田貢◎撮影:姫田真佐久◎照明:岩木保夫◎美術:坂口武玄◎音楽:三保敬太郎
◎出演:山内賢、ジュディ・オング、鍵山順一、小沢栄太郎、健サンダース、高品格、弘松三郎、宮城千賀子、市村博、水島輝子

◆海、ヨット、不良たち、幼い恋と嫉妬…。夏休みを別荘で過ごす内気な受験生とわがままなお嬢様、そして殺人をも厭わない混血の青年。若さゆえに有り余るエネルギーの爆発を鮮烈なタッチで描いた青春ドラマ。ジュディ・オングの存在感、姫田真佐久のカメラワークが炸裂する、二度と戻らないあの夏の湘南映画の佳作。


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骨までしゃぶる (Presented by XXX)

骨までしゃぶる1966年/東映/88分/モノクロ/35mm
◎監督:加藤泰◎脚本:佐治乾◎撮影:わし尾元也◎照明:井上孝二◎録音:中山茂二◎美術:鈴木孝俊◎音楽:斎藤一郎
◎出演:桜町弘子、久保菜穂子、夏八木勲、宮園純子、任田順好、桑原幸子、三原葉子、芦屋雁之助、芦屋小雁、平参平

◆明治30年代の洲崎新地。何も知らずに二流遊郭へ売られた貧農の娘・お絹(桜町)は、その美貌でたちまち評判になり、生活にも馴染んでいく。しかし廓の世界の腐った仕組みを知り、純情な桶職人(夏八木)との出会いから、自分の幸せをつかみとろうと心に決める。たくましく生きる女たちを加藤泰が艶やかに描いた傑作。



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河内フーテン族 (Presented by XXX)

河内フーテン族1968年/宝塚映画/85分/カラー/35mm
◎監督:千葉泰樹◎原作:今東光◎脚本:椎名龍治、新井一◎撮影:西垣六郎◎照明:下村一夫◎美術:近藤司◎音楽:伊福部昭
◎出演:フランキー堺、ハナ肇、野川由美子、沢井桂子、酒井和歌子、藤木悠、東郷晴子、曽我廼家明蝶、田中春男、船戸順

◆泣く子も黙る大親分が20年ぶりにふるさと河内に帰ってくるのだと、河内の人々は戦々恐々。しかし当の本人・風吉(フランキー)は苦労人のしがない元やくざだった。たった一人の肉親である妹・トヨ(酒井)に会いにやっとの思いで帰郷したのだが…。河内が舞台の今東光原作を、千葉泰樹が宝塚で撮り上げた人情劇。

 

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ザ・スパイダースの大進撃(Presented by 御大とゆかいな仲間たち上映委員会)

ザ・スパイダースの大進撃1967年/日活/82分/カラー/35mm 
◎監督:中平康◎脚本:伊奈洸、倉本聡◎撮影:北泉成◎美術:松井敏行◎音楽:脇野孝司、かまやつひろし
◎出演:ザ・スパイダース(田辺昭知、堺正章、井上順、井上堯之、大野克夫、加藤充、かまやつひろし)、和泉雅子、真理アンヌ

 

◆アメリカ公演帰りのザ・スパイダースに次々と降りかかる怪事件! 事件の鍵はタンバリン? 当時人気絶頂のザ・スパイダースの主演第2弾。スパイダースの他にもヴィレッジ・シンガーズやザ・テンプターズなども登場、『ビートルズがやって来るヤァヤァヤァ!』を下敷きに、歌と笑いに満ちた青春音楽巨編。中平康最後の日活作品。

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銭ゲバ (Presented by 河内 信久)

銭ゲバ1970年/東宝/90分/カラー/35mm 
◎監督:和田嘉訓◎原作:ジョージ秋山◎脚本:小滝光郎、高畠久◎撮影:安藤庄平◎照明:木村吉昭◎美術:安部衛◎音楽:広瀬健次郎
◎出演:唐十郎、緑魔子、雷門ケン坊、加藤武、横山リエ、稲野和子、応蘭芳、岸田森、曽我廼家明蝶、左とん平

 

◆「銭のためならなんでもするズラ!」大反響を呼んだジョージ秋山の人気漫画を映画化。貧乏で母を病気で亡くしてから、金のためならばどんな非道をも辞さない醜男が、最底辺の生活から這い上がり、成り上がろうともがいていく。唐十郎の銭ゲバなど、どのキャラクターもハマり役。銭ゲバが歌う『銭ゲバ大行進』も必聴。

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錆びた炎 (Presented by 河内 信久)

錆びた炎1977年/松竹/91分/カラー/35mm
◎監督:貞永方久◎原作:小林久三◎脚本:小林久三、猪又憲吾◎撮影:川又昂◎照明:小林松太郎◎美術:森田郷平◎音楽:武満徹
◎出演:平幹二朗、原田美枝子、梶芽衣子、丹波哲郎、大林丈史、斉藤真、二宮さよこ、村田英雄、中村敦夫、藤岡弘


◆小林久三の推理小説を小林自身が脚本を手がけたサスペンス。幼い血友病患者が誘拐
され、病院長に身代金が要求された。72時間以内に輸血しないと子供の命があぶない。病院のお手伝いが見えない犯人の指示で、地下鉄を乗り継いで必死になって身代金を届けようとするが…。思わぬどんでん返しの佳作

 

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江戸川乱歩の陰獣 (Presented by XXX)

江戸川乱歩の陰獣1977年/松竹/118分/カラー/35mm 
◎監督:加藤泰◎原作:江戸川乱歩◎脚本:加藤泰、仲倉重郎◎撮影:丸山恵司◎照明:三浦札◎美術:梅田千代夫◎音楽:鏑木創
◎出演:あおい輝彦、香山美子、大友柳太朗、若山富三郎、川津祐介、中山仁、野際陽子、田口久美、加賀まりこ、尾藤イサオ

◆隅田川に生首ひとつ! 公開前年、突如巻き起こったミステリ・ブームに松竹も負けじと江戸川乱歩を原作に巨匠・加藤泰が挑んだカルト映画の傑作。昭和初期、ある若い推理作家が連続殺人事件の解明を目指すのだが…。ローアングルと乱歩ワールドの相性の良さは抜群。妖艶なファム・ファタール 香山美子の魅力に魅き込まれる!


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スキャナーズ (Presented by カーノ)

スキャナーズ1981年/カナダ/104分/カラー/デジタル
◎監督・脚本:デヴィット・クローネンバーグ◎撮影:マーク・アーウィン◎美術:キャロル・スピア◎音楽:ハワード・ショア
◎出演:スティーヴン・ラック、ジェニファー・オニール、マイケル・アイアンサイド、パトリック・マクグーハン、ローレンス・デイン

◆鬼才デヴィッド・クローネンバーグの名を一気に知らしめた、超能力者たちの熾烈な戦いを描いたSFスリラー。浮浪者ベイル(ラック)はある日突然スキャナーであることを知らされ、世界征服を企むスキャナー・レボック(アイアンサイド)の抹殺を命じられる。人間の頭部を超能力で内部から吹き飛ばすシーンの衝撃! 後にシリーズ化。



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キャバレー日記 (Presented by マスプロダクション 益田 裕文)

キャバレー日記1982年/にっかつ/81分/カラー/デジタル →35mm
◎監督:根岸吉太郎◎原作:和田平介◎脚色:荒井晴彦◎撮影:前田米造◎美術:菊川芳江◎音楽:甲斐八郎
◎出演:竹井みどり、伊藤克信、岡本広美、橘雪子、青山恭子、森村陽子、麻生みちこ、北見敏之、上田耕一

◆軍隊式人間管理のもとにチェーン店のトップを目指す歌舞伎町のキャバレー、”ミスニッポン”。激しい売上げ競争に明け暮れる風俗業の猛烈な現場を舞台に、ホステスたちと彼女らを仕切る男たちの哀切極まりない日々をコメディタッチで描く。『遠雷』の好評のあと、根岸吉太郎監督がにっかつで撮ったロマンポルノ作品。



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ドキュメントポルノ 屋台売春 (Presented by ベンゲッド・リターンズ)

ドキュメントポルノ 屋台売春1982年/日活/58分/カラー/35mm
◎監督・脚本:鴨田好史◎脚本:大沢治◎撮影:倉本和人
◎出演:吉沢由起、麻生うさぎ、織田倭歌、鶴岡修、港雄一

◆都会新宿の片隅で春を売る女と、彼女を買ったサラリーマン。彼らの束の間の交わりの行き着く先は…。助監督として神代辰巳を支え続けたことで知られ、近年ではいまおかしんじ監督『天国か、ここ』にキャラクターとして登場した、鴨田好史監督の叙情性に溢れた代表作。本年は鴨田監督の没後10年に当たる。


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ウンタマギルー (Presented by 紫亭京太郎)

ウンタマギルー1989年/パルコ/120分/カラー/デジタル
◎監督・脚本:高嶺剛◎撮影:田村正毅◎照明:上田成幸◎録音:川嶋一義◎美術:星埜恵子◎音楽:上野耕路
◎出演:小林薫、戸川純、ジョン・セイルズ、青山知可子、エディ、平良進、間好子、照屋林助、宮里栄弘、グレート宇野

◆1969年、日本復帰直前の沖縄。沖縄県西原町に伝わる民話「運玉義留」をベースに、キジムナーから超能力を得て義賊・ウンタマギルーとなった青年ギルー(小林)の活躍を描く。生と死、夢と現実が未分化の沖繩の風土を伝える神話的イメージをあちこちに散りばめ、ゆったりとしたリズムで綴る聖俗混交ファンタジー。



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望郷 (Presented by XXX)

望郷1993年/松竹/110分/カラー/35mm ◎監督:斎藤耕一
◎原作:窪田操◎脚本:松山善三◎撮影:山崎善弘◎照明:加藤松作◎録音:北村峰晴◎美術:間野重雄◎音楽:小六禮次郎
◎出演:田中健、竹下景子、細川直美、秋月健太郎、長倉大介、可愛かずみ、小松方正、喜多嶋舞、三上寛、名古屋章

◆戦前、鹿児島の名家で生まれた少年が、幼くして、父の事業の失敗、家族の離散と死別、故郷を捨てて、たったひとりで旅立たざるを得なくなった体験を綴った窪田操原作の映画化。映像美で定評のある巨匠・斎藤耕一監督が、激動の時代を詩情豊かな映像と音楽で描き上げた壮大な叙事詩。


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スワロウテイル (Presented by XXX)

スワロウテイル1996年/日本ヘラルド映画/149分/カラー/35mm
◎監督・脚本:岩井俊二◎撮影:篠田昇◎照明:中村祐樹◎録音:滝澤修◎美術:種田陽平◎音楽:小林武史、YEN TOWN BAND

◎出演:CHARA、伊藤歩、三上博史、江口洋介、渡部篤郎、大塚寧々、小橋賢児、洞口依子、ミッキー・カーチス、桃井かおり

◆前年の『Love Letter』で一躍日本映画界の寵児となった岩井俊二監督が、アジアの架空の無国籍都市“円都(イェン・タウン)”を舞台に描く意欲溢れる群像劇。「昔むかし、円が世界で一番強かったころ」という時代設定のもと、移民など多彩な登場人物が登場する岩井ワールド!!円安のいま見ると、あまりに痛切!?音楽もヒット!



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花様年華 (Presented by シンリン)

花様年華2000年/香港/98分/カラー/デジタル
◎監督・脚本:ウォン・カーウァイ◎撮影:クリストファー・ドイル、リー・ピンビン◎美術:ウィリアム・チョン◎音楽:マイケル・ガラッソ
◎出演:トニー・レオン、マギー・チャン、スー・ピンラン、レベッカ・パン、ライ・チン、マン・レイ・チャン

◆ウォン・カーウァイの“60年代三部作”と称される作品群の2作目。1962年の香港、新聞記者のチャウ(レオン)夫婦と商社で秘書として働くスー(チャン)夫婦は、同じ日に同じアパートの隣同士に引っ越してきた。やがて互いのパートナー同士が不倫関係にあることに気づき…。タイトルの「花様年華」とは“花の様に美しい期間”の意。



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ハッシュ! (Presented by 渡辺 拓己)

ハッシュ!2001年/シグロ/135分/カラー/35mm
◎監督・脚本:橋口亮輔◎撮影:上野彰吾 ◎照明:矢部一男 ◎美術:小川富美夫 ◎音楽:ボビー・マクフェリン
◎出演:田辺誠一、高橋和也、片岡礼子、秋野暢子、冨士眞奈美、光石研、つぐみ、岩松了、寺田農、佐藤二朗 、加瀬亮

◆ペットショップで働く奔放な直也(高橋)とゲイであることを周囲に悟られないように暮らしている土木研究所で働く勝裕(田辺)。交際を始めたふたりの前に、ある日、朝子(片岡)が現れる。一組のゲイカップルと孤独な女性が、新しい家族の形を巡って繰り広げる騒動を描き、数々の映画賞に輝いた橋口亮輔監督の傑作。



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TOCHKA (Presented by XXX)

TOCHIKA2008年/トーチカ・ユニオン/93分/カラー/デジタル ★英語字幕付き上映
◎監督・脚本:松村浩行◎撮影:居原田眞美◎録音:黄永昌
◎出演:藤田陽子、菅田俊、上野龍成、上野凌雅、モモ・ゴッツ・サッタール

◆北海道根室の海岸に実際に残存する戦争遺跡=トーチカを舞台に、ほぼワンロケーション、主要登場人物二人、劇中音楽もない過激なまでに切り詰められた表現によって構成された野心作。分厚いコンクリートの壁で囲まれたその空間には、現在も冷たい闇が満ちている。その深い「闇」に引き寄せられるように、一組の男女が不意の出会いを遂げる。


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ミッドナイト・ランナー (Presented by シンリン)

ミッドナイト・ランナー2017年/韓国/108分/カラー/デジタル
◎監督・脚本:キム・ジュファン◎撮影:チョ・サンユン◎照明:パク・チュンギュ◎録音:◎美術:チェ・ギホ◎音楽:チョン・ジノ
◎出演:パク・ソジュン、カン・ハヌル、ソン・ドンイル、パク・ハソン、コ・ジュン、イ・ホジョン、ぺ・ユラム、チョ・ジュン

◆韓国動員550万人突破の大ヒット作。警察学校で出会った凸凹コンビが繰り広げる痛快アクションエンタテインメント。警察学校の学生の青年2人が事件を目撃してしまい、動かない警察を尻目に自ら事件を解決しようと行動するが…。韓国を代表する若手実力派俳優パク・ソジュン、カン・ハヌルがW主演の娯楽作。



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ドンバス (Presented by XXX)

ドンバス2018年/ドイツ・ウクライナ他/121分/カラー/デジタル
◎監督・脚本:セルゲイ・ロズニツァ◎撮影:オレグ・ムトゥ◎録音:ウラジミール・ゴロヴニツキー◎美術:キリル・シュバーロフ
◎出演:タマラ・ヤツェンコ、リュドミラ・スモロディーナ、オレーシャ・ズラコフスカヤ、ボリス・カモルジン、トーステン・マーテン

◆『粛清裁判』『国葬』などドキュメンタリーで知られるウクライナのセルゲイ・ロズニツァ監督が、2018年に手がけた劇映画。ウクライナとロシアの間で起きたドンバス戦争を描き、カンヌ国際映画祭「ある視点部門」監督賞を受賞。ロシアが進攻するウクライナ東部のドンバス地域で起きた実話を元に構成された衝撃のエピソードの数々!



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エクストリーム・ジョブ (Presented by シンリン)

エクストリーム・ジョブ2019年/韓国/111分/カラー/デジタル
◎監督:イ・ビョンホン◎脚本:ムン・チュンイル◎撮影:ノ・スンボ◎美術:イ・ジョンゴン◎音楽:キム・テソン
◎出演:リュ・スンヨン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ、コン・ミョン、シン・ハギュン、オ・ジョンセ、キム・ウィソン、ソン・ヨンギュ

◆犯罪組織を検挙するため、フライドチキン屋に扮した麻薬捜査班の奮闘を描くアクション・コメディ。韓国で歴代興行収入1位を記録し、観客動員数は歴代2位となる1,600万人を突破した驚異の大ヒット作。犯罪組織のアジト前のチキン店を引き継ぎ、偽装営業を始めるが、店が大繁盛して…。まさに“揚げる大捜査線”!?


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空に住む (Presented by XXX)

空に住む2020年/アスミック・エース/118分/カラー/デジタル
◎監督・脚本:青山真治◎原作:小竹正人◎脚本:池田千尋◎撮影:中島美緒◎音響:菊池信之◎美術:清水剛◎音楽:長嶌寛幸
◎出演:多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典、鶴見辰吾、岩下尚史、高橋洋、大森南朋、永瀬正敏、柄本明

◆最後の1本は、昨年逝去した青山真治監督の7年ぶりの新作にして遺作。両親の急逝後、タワーマンションの高層階に住むことになった直美(多部)は、同じマンションに住んでいるスター俳優(岩田)と出会う。愛を喪失し、それでも未来へと歩き出す者たちを描く。いまを生きるとは、どういうことかを問いかける青山の最後の作品となった。



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入場料金

12/14(木)11:50の『TOCHIKA』上映後舞台あいさつ

ゲスト:松村浩行監督

 

 

入場料金

回数券

●当日5回券6,000円/シニア5回券5,500円/会員5回券5,000円

当日券

●一般1,500円/シニア1,200円/会員・学生1,100円/高校生以下1,000円

※ご鑑賞の7日前から窓口とオンラインでチケットのご購入が可能です。ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券の方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。(※回数券のご購入、ご予約は窓口のみ)
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
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