熊野から ロマネスク

2016年/日本/82分
監督・脚本:田中千世子◎撮影:鈴木一博◎録音:渡邊丈彦◎編集:小林由加子◎音楽:chuta◎朗読:中村洋子

◎出演:海部剛史、雨蘭咲木子、鈴木弥生、小野ケント、丹野穂乃香、富山紋、今梨恵子、鎌田莉彩
 

 

公式HP→http://www.kumanokara.com

思い出したー私がだれであったかを

新宮、吉野、熊野、難波、三輪、二上山—「死の書」をめぐり、神話の世界へ

映画評論家として活動し、映画監督としてドキュメンタリー「能楽師 伝承」などを手がけた田中千世子が、セミドキュメンタリー作品だった前作「熊野から」を劇映画として発展させた続編。海部が吉野で出会った若い女性。彼女は自身を「コードネームはクローディーヌ」と名乗った。そのエピソードを海部が旅の雑誌に書くと、編集部に「私こそクローディーヌ」と書かれた手紙が到着する。俳優でもある海部は狂言仕立ての不条理劇にとりかかるが、2人のクローディーヌのことが気にかかっていた。折口信夫の歴史幻想小説「死者の書」をめぐって、新宮、吉野、熊野、難波、三輪、二上山を舞台に、神話の世界へと導かれていく。

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<鑑賞料金>
一般1700円、学生1400円、シニア1100円、会員1000円