監督デビュー30周年記念 5カ月連続新作上映「月刊ホン・サンス」

1996年の長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』から30年。これまで30本以上の監督作を発表し、近年はさらなるハイペースで自身のフィルモグラフィを更新し続けるホン・サンス。韓国のソウルに生まれ、アメリカで美術を学んだホン・サンスは、大作商業映画からは距離を置いた映画の製作体制を築き、ベルリン国際映画祭での5度の受賞をはじめ、カンヌ、ヴェネチア、ロカルノなど数々の国際映画祭で活躍し唯一無比の存在感を示してきた。その独自のスタイルはまさに孤高の映画作家といえるが、あくまで淡々とおおらかで独自の作品づくりを続けてきた。

謎めいた映画世界に導かれるように、異例の企画がスタート!2023年以降につくられた新作5本を5カ月連続で公開する「月刊ホン・サンス」 そして、新作にリンクしたテーマで過去作を振り返る特集「別冊ホン・サンス」も同時開催!
ミステリアスでユーモアに満ちたホン・サンス映画とともに、世界の新たな見方を発見してください。

公式HP→https://mimosafilms.com/gekkan-hongsangsoo/

Vol.1 ―旅人と記憶―

旅人の必需品

2024年/韓国/90分
◎監督:ホン・サンス◎出演:イザベル・ユペール、イ・ヘヨン、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、ハ・ソングク、キム・スンユン

◆ソウルを旅する謎めいたフランス人女性イリス。フランス語の個人レッスンをしている彼女は、生徒たちの家を渡り歩くが、あまりに風変わりな教え方に、人々はみな戸惑うばかり。レッスンが終わると、彼女は年下のボーイフレンドの家へと帰っていく。イリスは何をしに韓国へやってきたのか。なぜフランス語を教えているのか。韓国の国民的詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の詩に触れるなかで、徐々に彼女の謎に満ちた日常が浮かび上がっていく。
第74回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)受賞

 

旧作〈別冊ホン・サンス〉 自由が丘で

2014年/韓国/67分
出演:加瀬亮、ムン・ソリ、ソ・ヨンファ

◆思いを寄せる年上の韓国人女性を追いかけソウルにやってきたモリ。しかし、肝心な彼女は見つからず、彼はソウルの街を行ったり来たり。
第71回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門出品

Vol.2 ―戻る人、去る人―

小川のほとりで

2024年/111分
◎出演:キム・ミニ、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、ハ・ソングク

◆演劇祭まであと10日。美大の講師でテキスタイルアーティストのジョニムは、問題を起こしてクビになった若手演出家の代わりに、かつて演劇界で名を馳せた叔父に協力を求める。学生たちとの寸劇づくりは、徐々に熱気を帯びていくがー。
第78回ロカルノ国際映画祭最優秀演技賞受(キム・ミニ)受賞

 

旧作〈別冊ホン・サンス〉 逃げた女

2020年/77分
出演:キム・ミニ、ソ・ヨンファ、ソン・ソンミ、キム・セビョク

◆5年間の結婚生活で一度も夫と離れたことがなかったガミ。夫の出張中に、ソウル郊外に住む3人の女友だちを訪ねる中で、彼女の中で少しずつ何かが変わり始めていく。
第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞

Vol.3 ―はじまりの海辺―

水の中で

2023年/61分
出演:シン・ソクホ、ハ・ソングク、キム・スンユン

◆元俳優のソンモは、自主制作映画を撮るために、夏の済州島にカメラマンの友人と後輩の女優を集める。何を撮るのが決まらぬまま、三人はひたすら島を歩き回るが、岩場でゴミ拾いをしている地元の女性との出会いをきっかけに、撮影が静かに動き始める。
前代未聞の全編ピンボケ。
第73回ベルリン国際映画祭出品

 

旧作〈別冊ホン・サンス〉 イントロダクション

2020年/66分
出演:シン・ソクホ、パク・ミソ、キム・ヨンホ

◆将来の進路も定まらず、まだ何者にもなれない青年ヨンホ。韓国とベルリンを舞台に、家族や恋人との再会と抱擁を通して、彼の人生が少しずつ紐解かれていく。
第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞(脚本賞)受賞

Vol.4 ―ひとつの日、ふたつの場所―

私たちの一日

2023年/84分
出演:キ・ジュボン、キム・ミニ 

◆靴デザイナーの先輩宅に居候中の女優のサンウォンと、禁酒・禁煙中の身で自宅で静かに過ごす老詩人。そんな二人の元にそれぞれ夢を追う若者が訪れた時、飼い猫が消えてしまう。交わりそうで交わらない、ふたりの一日がゆるやかに並走していく。
第76回カンヌ国際映画祭監督週間出品

 

旧作〈別冊ホン・サンス〉 川沿いのホテル

2018年/96分
出演:キ・ジュボン、キム・ミニ

◆冬の漢江沿いの静かなホテル。疎遠の息子たちを呼び出す老詩人ヨンファンと、別室に滞在する失恋して傷心の女性サンヒ。ヨンファンは彼女を気に入ってその後を追うがー。
第68回ロカルノ国際映画祭最優秀男優賞(キ・ジュボン)受賞

Vol.5 ―夜を酔うー

自然は君に何を語るのか

2025年/108分
出演:ハ・ソングク、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ

◆若き詩人のドンファは、3年間交際している恋人を家まで送り届ける途中、玄関先で彼女の父と鉢合わせ、流れで彼女の両親と一日を過ごすことになる。ぎこちない夕食の席、ドンファは緊張から酒が進み、やがて険悪な空気が漂いはじめる。
第75回ベルリン国際映画祭出品・ホン・サンス監督最新作

 

旧作〈別冊ホン・サンス〉 正しい日 間違えた日

2015年/121分
出演:チョン・ジェヨン、キム・ミニ

◆予定より早く水原に到着してしまった映画監督のハム・チュンスは、観光名所で魅力的な女性と出会う。ささいな選択の積み重なりが、2通りの異なる結末をもたらす。
第68回ロカルノ国際映画祭金豹賞&主演男優賞(チョン・ジェヨン)受賞

入場料金

当日券

月刊ホン・サンス
一般1900円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円
〈別冊ホン・サンス〉
一般1600円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円

 

※ご鑑賞の7日前から窓口とオンラインでチケットのご購入が可能です。ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券の方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
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