走れロム

2019年/ベトナム/79分
◎監督・脚本:チャン・タン・フイ◎撮影:グエン・ビン・フック◎編集:リー・チャータメーティクン◎音楽:トン・タット・アン
◎出演:チャン・アン・コア、アン・トゥー・ウィルソン、WOWY、カット・フーン、マイ・チャン、ティエン・キム、マイ・テー・ヒエップ、タン・トゥー
公式HP→https://www.rom-movie.jp/

タブーに切り込み、ベトナムの闇を照らし出した衝撃作!

賑わうサイゴンの裏町を舞台に、孤児の少年ロムが夢を叶えるため、巨額の当選金が手に入る「闇くじ」に挑む姿を、疾走感溢れるスタイリッシュな映像とリアリズムを追求したタッチで描く話題作。監督は、本作が長編デビュー作にして第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門(新人監督コンペティション部門)最優秀作品賞はじめ世界各国の映画祭で熱い視線が注がれる期待の新鋭チャン・タン・フイ。『青いパパイヤの香り』『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン、『どこでもないところで羽ばたいて』グエン・ホアン・ディエップら世界的名声を持つ監督がプロデューサーとして名を連ね、アピチャッポン・ウィーラセタクン作品の編集者として世界的に知られるリー・チャータメーティクンがタイから迎えられた。

活気に満ちたサイゴンの路地裏にある古い集合住宅。多額の借金を背負う住民たちは、大金が当たる”闇くじ(デー)”に熱中している。14歳の孤児ロムは、宝くじの当選番号の予想屋として生計を立て、生き別れた両親を捜すための資金稼ぎを心の拠り所にしている。ライバルの予想屋フックは野心家で当選の確率も高く、ロムとフックはいつも競い合っていた。そんな中、地上げ屋から立ち退きを迫られ追い詰められた住民たちは、ひたむきに予想と向き合うロムを信じ、借金をすべて返すために一攫千金の賭けに出る。果たして、ロムは彼らを救うことができるのか…。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1700円、学生・シニア1100円、会員1000円
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