■セルゲイ・ボンダルチュク(ボンダルチュークとも表記)
1920年9月25日〜1994年10月20日 ウクライナ生まれ
俳優としてキャリアをスタートさせ、初監督作『人間の運命』(1959年)で高い評価を受けレーニン賞受賞。
『戦争と平和』では監督と主演も務めアカデミー賞に輝く。
上映作品
セルギーの神父
1978年/カラー/100分
原作:レフ・トルストイ
出演:セルゲイ・ボンダルチュク、リュドミラ・サベーリエワ
◆原作は文豪トルストイ。舞台は1800年代の半ばニコライ1世治下のロシア。婚約者メリーの裏切りを知った近衛士官のスチェバン・カサツキーは修道僧となり、セルギーの名を与えられ、人里離れた僧院に赴くが、女性地主に誘惑されるのだった…。なお、無声映画時代の1917年にも映画化されている。
祖国のために
1975年/カラー/158分
原作:ミハイル・ショーロホフ
出演:セルゲイ・ボンダルチュク
◆ノーベル賞作家ショーロホフ(「静かなるドン」)原作による戦争スペクタクル。3000万人の犠牲者を出し史上最悪といわれる独ソ戦(1941年〜1945年)。ソ連に侵攻した独軍に総力で抵抗する赤軍兵士。監督は本作に兵士役で出演。タルコフスキーの「惑星ソラリス」のカメラマン、ワジーム・ユーソフによる戦闘シーンの臨場感は見ものである。1976年カンヌ国際映画祭パルムドール候補他
人間の運命
1959年/カラー/101分
原作:ミハイル・ショーロホフ
監督・主演:セルゲイ・ボンダルチュク
◆アンドレイは天涯孤独だったが、イリーナと結婚し一男二女に恵まれて幸せな毎日を送っていた。戦争が勃発したため出征した彼はドイツ軍の捕虜となり、収容所暮らしに。ある日、スキをみて収容所を出て、故郷に辿り着いた。だが、妻も子供たちの姿もなかった。戦後、トラック運転手になった彼は、イリーナの面影を漂わせる戦災孤児ワーニャと出会う…。1959年モスクワ国際映画祭グランプリ
ワーテルロー
1970年/ソ連・伊共同制作/カラー/133分
出演:ロッド・スタイガー、クリストファー・プラマー、ジャック・ホーキンス、オーソン・ウェールズ
製作:ディノ・デ・ラウレンティス
音楽:ニーノ・ロータ
◆ナポレオン率いるフランス軍とウェリントン率いるイギリス軍との間で、1815年6月18日に戦われた〈ワーテルローの闘い〉を描いた作品。撮影には当時のソ連軍が全面協力し、英独蘭仏合わせて総勢20万の大軍が激突した闘いを、合成を一切用いないライブで再現。1971年ダヴィッド・ディ・ドナッテロ、BAFTA最優秀美術用・衣装賞他
戦争と平和
文豪トルストイ原作による大歴史ロマン!
1966年アカデミー賞最優秀外国語映画賞/ゴールデングローブ賞、1968年ニューヨーク映画批評家協会賞他
第一部 アンドレイ
1965年(復元1988年)/147分/カラー
◆舞台は1805年のペテルブルク。フランスから帰国したピエールは、ベズーホフ伯爵の非嫡出子で放蕩息子だったが、父に溺愛され、財産を受け継いだ。その頃、ナポレオンがヨーロッパ全土に侵攻し、各地で戦火があがり始める。
第二部 ナターシャ
1965年(復元1988年)/98分/カラー
◆ロストフ家の長女ナターシャとアンドレイ侯爵は舞踏会で知り合い、たちまち恋に落ちるが、結婚を反対されたアンドレイは、ナターシャを残し外国に旅立つのだったが…。
第三部 1812年
1966年/82分/カラー
◆1812年、ナポレオン率いるフランス軍がロシア侵攻開始。圧倒的な戦力のナポレオン軍にロシア軍は終始、圧され気味だったがクトゥーゾフ将軍の登場により、戦局に変化が生じ始める。そのロシア軍の中にアンドレイの姿が。
第四部 ピエール
1966年/97分/カラー
◆フランス軍の侵攻により、戦火から逃れようとする人々で大混乱に陥ったモスクワ。だが、ひとりピエールはナポレオン暗殺を決意して街中に潜んでいた…。
入場料金
当日券
一般1,500円/学生、シニア1,100円/会員1,000円
4回券4,800円
※ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券をお持ちの方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。
<全席指定席>となります。新型コロナウイルス感染症予防対策のため座席は半分にしていますので、出来るだけ事前のご購入をおすすめします。
満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
オンラインチケットはこちら