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※1/26(土)よりロードショー
『眠れる美女』
2005年/ドイツ/103分/配給:ツイン・ワコー <R-18>
◎原作:川端康成
◎監督・脚本・主演:ヴァデム・グロウナ
◎撮影:シーロ・カペラッリ ◎美術:ペーター・ヴェーバー
◎音楽:ニコラウス・グロウナ、ジギー・ミュラー
◎出演:マクシミリアン・シェル、アンゲラ・ヴィンクラー、ビロル・ユーネル
川端康成の傑作として名高い小説「眠れる美女」。
三島由紀夫に゛文句なしに傑作″゛形式的完成美を保ちつつ、熟れすぎた果実の腐臭に似た芳香を放つデカダンス文学の逸品″と絶賛された小説が、『4分間のピアニスト』等役者としても知られるドイツ人監督ヴァデム・グロウナの手によって格調高く映画化された。
舞台を現代のベルリンに置き換え、新たに創造した人物や独自の解釈を付け加えながらも、原作のエッセンスがしっかりと息づく文芸ロマンに仕上げている。
主人公エドモンドが秘密の館を訪れる5つの夜の出来事を通して、人間の性、孤独、老い、死といった根源的なテーマを浮かび上がらせる映像世界からひとときも目が離せない。
原作小説にはない荘厳かつ神秘的なラスト・シーンも、本作の大きな見どころ。
『善き人のためのソナタ』『素粒子』『厨房で逢いましょう』『4分間のピアニスト』など、多様な秀作を次々と世に送り出しているドイツ映画から、新たに届いた必見の話題作。
<story> 美しいベルリンの町並み、とある建物の一角。シャンデリアと深紅の壁紙で飾られ、マリア像が置かれている室内には、深い眠りについた美少女が何も纏わぬ姿で横たわっている。一夜を誰と共にしたのかも彼女は解らず、お客と少女の面倒を見る役目の、上品なマダムだけがその秘密を知っている。
主人公エドモンドは友人に勧められて老年客だけが通うこの「秘密の家」を訪れた。経験豊かな娘、見習いの娘、情熱的な娘……。エドモンドは館を訪れるごとに新たな“眠れる美女”と出会い、ふくよかで瑞々しい肉体の温もりやそこから放たれる甘美な匂いに胸を高鳴らせ、官能の渦に溺れていく。このめくるめく非日常的なエロス体験は彼の内に眠っていた情熱を激しくかき立てる一方、事故で他界した妻と娘、そして優しかった母親や若かりし頃の初恋の記憶までも呼び覚ます。
<川端康成>
1899年(明治32年)、大阪に生まれる。東京帝国大学国文学科卒業後、18年(大正7年)の秋に初めて伊豆に旅する。
以降10年間にわたり、毎年伊豆湯ヶ島に長期滞在をすることに。
21年(大正10年)、菊池寛の了解を得て、第六次“新思潮”を発刊、その後は新感覚派作家として独自の文学を貫いた。
68年日本人初のノーベル文学賞を受賞。72年逗子の仕事部屋で自死、享年72歳。
本作の原作となった小説「眠れる美女」は61年、作家が62歳の時に発表されている。
作品サイト http://www.nemurerubijo.jp/
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