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※7/19(土)よりロードショー
『チェブラーシカ』(全四話完全〈デジタルリマスター〉版)
1969年、1971年、1974年、1983年/ロシア/73分/スタンダード/配給:三鷹の森ジブリ美術館
◎監督・脚本:ロマン・カチャーノフ
◎原作・脚本:エドゥアルド・ウスペンスキー「わにのゲーナ」(小学館)
◎美術監督:レオニード・シュワルツマン ◎音楽:ウラジーミル・シャインスキー
ロシア史上、最も愛される人形寓話「チェブラーシカ」
◆「わたしは50才のわかいワニです。ともだちがほしいと思っています。」
動物園の孤独なワニに会いに来たのは、都会の隙間の電話ボックスに暮らす、正体不明の心やさしい生き物だった…。
オレンジの木箱に閉じ込められて、南の国から見知らぬ街へやって来た、大きな耳の小さな生き物。正体不明で動物園にも受け入れを拒否され、頼る人もなく、住所は都会の片隅の電話ボックスという、なんとも悲惨な境遇で異国での生活を始めるこの生き物こそ、本作の主人公“チェブラーシカ(ばったり倒れ屋さん)”だ。
◆ファンを虜にしたチェブラーシカとゲーナの独特の掛け合いは、絶妙な可笑しさを生みながらも、「この街には一体どれくらいいるんだろう、ひとりぼっちの人が。」という黄昏の一場面でのゲーナの呟きは、現代の都会の孤独をも感じさせる。
他にも、子供たちからは遊ぶ場所が失われていたり、大人たちからは働く意欲が失われていたり、無責任な国営企業にゲーナの怒りが爆発したりと、そんなどこかの国と似たようなバランスの崩れたこの街に、ひょっこりと登場するのが、学者も知らない不思議な生き物チェブラーシカだった。このチェブラーシカの登場こそ、この街を、少し楽しく、幸せな世界へと変えていく鍵だったのだ。
◆1969年から83年にかけて全四話のこのアニメーションが放映されて以来、チェブラーシカはロシアで絶大な人気を誇る国民的キャラクターとなった。その人気は各国に飛び火し、日本では2001年に公開されるや、可愛いけれど悲しげなキャラクターが評判を呼び、多くのファンを生んだ。そして2008年夏、スタジオジブリとジブリ美術館は、人の手描きにこだわった宮崎駿監督最新作『崖の上のポニョ』と、人間の手作りだけが生み出しえた、ロシア史上、最も愛される人形童話『チェブラーシカ』、2本の映画を日本に贈る。
「第1話 ワニのゲーナ」 果物屋のおじさんさんがオレンジの木箱を開けると、オレンジに紛れて小さな生き物が眠っていた。起こしてもすぐに倒れてしまうので“チェブラーシカ(ばったり倒れ屋さん)”と名付けられたこの生き物は、「正体不明」のため動物園でも受け入れてもらえない。結局、チェブラーシカはリサイクル屋で客寄せの仕事をすることに。住処は古ぼけた電話ボックス。そんなある日、チェブラーシカは「友だち募集」の張り紙を見つける…。
「第2話 チェブラーシカ」 今日はゲーナの誕生日。おもちゃで遊んでいるとピオネールの4人組と出会う。チェブラーシカとゲーナはピオネールに入れてもらおうと奮闘するが…。
「第3話 シャパクリャク」 海水浴へ行く途中、チェブラーシカはいたずら好きのシャパクリャクに切符と荷物を盗まれ、車掌さんに列車を降ろされてしまう。しかたなく線路を歩いて帰るのだが…。
「第4話 チェブラーシカ学校へ行く」 ゲーナは旅先からチェブラーシカに、空港に迎えに来てくれるよう電報を打つ。しかし、空港に到着してもチェブラーシカはいない。なんとチェブラーシカは文字が読めなかったのだ。そんなチェブラーシカを学校に入学させようとするのだが…。
作品サイト http://www.ghibli-museum.jp/cheb/
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