その作家歴を通して練達の技を磨き、自らの厳格なスタイルを確立し、人間の生死の有様を、笑いと涙と詠嘆で彩りつつフィルムに刻み続け、映画芸術の未踏地に到達し得た世界的巨匠・小津安二郎監督。
1903(明治36)年12月12日に生まれ、1963(昭和38)年、奇しくも自らの60歳の誕生日に世を去った。

小津縁りの映画祭が「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」(毎年11月開催)。
そこに『二人日和』で招待された野村恵一監督が、蓼科高原の秋に触発され、小津監督が愛した別荘「無藝荘」を舞台に撮影を敢行、また尖石遺跡、蓼科湖、茅野駅など茅野市内各所でオールロケして完成した作品『小津の秋』。

『小津の秋』の公開を記念して、「小津安二郎戦後傑作選」を開催。
小津の戦後第1作『長屋紳士録』から『風の中の牝鶏』『晩春』『麦秋』、そして遺作『秋刀魚の味』までの12作品を上映する。
『小津の秋』では沢口靖子が蓼科映画祭に立ち寄り、そこでは『秋日和』が上映されている。その『秋日和』、そして世界的傑作『東京物語』など、小津映画の真髄を一挙上映!

小津の秋が始まる!!